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最後の人

[サイゴノヒト]
Der Letzte Mann
1924年
平均点:7.62 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
ドラマサイレントモノクロ映画
新規登録(2004-03-06)【円盤人】さん
タイトル情報更新(2004-03-08)【円盤人】さん
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監督F・W・ムルナウ
キャストエミール・ヤニングス(男優)老ポーター
脚本カール・マイヤー
撮影カール・フロイント
あらすじ
高級ホテルのポーターをしている老人(エミール・ヤニングス)は、将校のようなぴかぴかの制服が自慢で、通勤時にもそれを着ているほど。ところが荷物運びに息を乱しているのを主任に見られてしまい、トイレの掃除係に転属させられてしまう。もう一つのラストを明示する一箇所以外、字幕を一切排除し、小道具上の文字(新聞や書類など)による説明もわずか三箇所に抑えた、演技だけで語られる無声映画の到達点。
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1.《ネタバレ》 この映画のエピローグを見て、ふと思った。もしかしてこの映画、コメディなのでは・・・と。 付け加えられたエピローグがコメディタッチで描かれているからということもありますが、それよりも、エピローグに出てきたトイレのボーイを見てそう思いました。 やはり、ポーターにはホテルの顔としての対応が出来、荷物運びをするに相応しい人がやるべきであり、トイレのボーイもまた、同様の事が言えます。適材適所とはよく言ったものですが、この映画ではそれと全く反対の状況を作り出していると感じたとき、ふとこのような考えが浮かんできてしまったのです。 不幸のどん底にある老ドアマンが富豪に成り上がった経過も、到底起こり得ないようなシナリオですし、そもそも、ドアマンをやっていたくらいの迫力のある大柄な人間がトイレに異動させられる事自体ありえない話ですよね。あれだけの大男がタオルを渡している姿というのは哀れみというよりはむしろ、滑稽さの方がより強く感じられてしまうのです。 付け加えられたエピローグがそれまでの雰囲気とガラッと変わってコメディっぽくなったのは、ムルナウ自身原作にコメディの要素を感じていたからかもしれません。 ここまで推測を巡らしてみると、凄い迫力のドアマンの表情(特に目がスゴイ!)も後になって考えてみると、どことなく滑稽に思えてきてしまいます。 それと、既にたくさんの方が仰られている通り、会話などの字幕を一切排除して演技だけで映画を作り上げたというのは、やはり並大抵のことではありませんし、制服の入ったクローゼットの鍵を瞬時に抜き取るシーンのスリル感や噂が広まっていくシーン、また、辞令のyour old ageの文字の超ドアップなどの迫力に溢れたシーンもあり、細かい部分でも唸らされるところが多く存在しますので、シリアスものにしろコメディだとしても、いずれにしても良く出来た映画には違いありません。 ★通算100レビュー★
もっつぁれらさん [映画館(字幕)] 8点(2005-09-24 22:27:22)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.62点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
5225.00%
600.00%
7225.00%
8112.50%
9112.50%
10225.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人
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