13.アングロサクソン熟女 vs ラテン娘、という恐るべき女優対決。ちぇっ何よこの小娘、調子こいてビーチクばっかし出してるんじゃないわよ、私だっていつもビーチク隠してる訳じゃないのよ、やる時はやるわよ。ってな感じ。ああ恐ろし。まあ、実はコレが、ミステリとしての本作に対して、一種のミスディレクションになっている訳ですが(なってないですかね?)。本作 一見したところ、オバチャン作家が奔放な小娘に振り回される、という物語、なもんで、あくまでC.ランプリングがL.サニエに対し、一方通行の視線を送っていたはず、それが時に、L・サニエ側からの視線となる時の、ゾクリとする感じ。まさに映画ならではのミステリ感覚で、最後までひきつけられました。もっとも、小説にしてしまったらあまり面白くなさそうなオハナシではありますが。 【鱗歌】さん [地上波(字幕)] 8点(2010-05-09 08:49:48) |
12.《ネタバレ》 どこかで読んだか聞いたような、ありそうな話なのに、奇抜に、オゾン風味に仕上げる監督の力量に拍手。どんなに工夫を凝らして奇妙奇天烈な作品を作っても新しくない映画や物語って本当多いので。 【Vanilla】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-12-31 14:42:55) |
11.《ネタバレ》 あまりややこしく考えなくても普通におもしろい映画です。ただ、私は、ジュリアが実は、編集者の娘でもなんでもない、という落ちを勝手に期待していたので、個人的な肩すかしをくらいましたが。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-12-27 23:37:13) |
《改行表示》10.前作の「8人の女たち」もそうだけど、映画というより、舞台を見てるような作品。 または、小説を読んでるような作品。 引き続き、女たちを対照させ、女の怖いトコが統合され、よく描けてるなあと思う。 「オチ」の部分は、受けてがそれぞれで考えればそれで、よしってことで。 この曖昧さが、またいいと思う。映像も美しいので、8点さし上げる。 【としこふ】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-27 23:27:42) |
9.《ネタバレ》 おばはんの裸は見るに耐えない、出さないで欲しい。やりマンのジュリーは激かわいかった。いまいち核心はつかめてないが、多分すべてがあの女性作家の本のストーリー。愛する男の別荘に行くことになり、男の娘と一緒に過ごした事により、アイデアが浮かび想像を膨らまして書いた本の話。 と、いうことにしとこ。 【紅】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-15 05:27:44) |
8.巧い。何が巧いって、この映画のタイトルの巧みさに尽きる。美しく、まどろむような偽り。そうそれはまさにスイミングプールの水面に煌く乱反射だ。現実と妄想の境界線を絶妙にぼかすことによって生まれるミステリアスな空気感。その中で息づく、二人の女の歪みつつも澄んだ心情と官能美に圧倒される。じわじわと染み入ってくる映画世界の余韻が心地いい。あ、やはりあとこれだけは言いたい。サニエ嬢最高です☆☆☆ 【鉄腕麗人】さん 8点(2005-01-20 03:23:09) |
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7.《ネタバレ》 ランプリングの存在感。神経質で底意地の悪い感じ、単なる狂人ではなく、どこかが壊れた普通の人、といった人物造形が絶妙だ。こういうオチはありがちだが、それを多重人格のようなセンセーショナルなネタを使わずに作家の創造性で説明しているのがいい。日の光にゆらめくプールの水面、裸で泳ぐ若い女、唐突に行われる殺人……これはいわばプールにぷかぷか浮んでまどろんでいるうちに見た白昼夢のようなものだったのだろう。心地よく、美しく、幸福感に満ちた、しかし背筋が冷たくなるような狂気もかいま見える夢。楽しいけれど、油断すると何かに足首を掴まれて水中に引き込まれそうな、得体の知れない不安がある。プールからあがった後、楽しく泳いでいたはずのプールが、実はある女の心の中だった、というぞっとする真実に気付かされる。 【no one】さん [映画館(字幕)] 8点(2005-01-16 02:54:14) (良:1票) |
6.作家に限らず創作者は良く「登場人物が勝手に動き出して・・・」と言いますよね。動き出したどころか、現実にさえ思え、更に自分の内面まで揺さぶり出したのかも知れませんね。妄想をはるかに超えたところにこの作品の魅力が。いつまでも水面に一緒に揺られていたいような作品でした。更に色を添えた、それぞれ世代の違う裸体。それに比べてモッコリなだけ、ムッチリなだけ、ヨボヨボなだけの男たちのゆるい体。いろんな意味での対比を楽しみました。 |
【ジョン・コナー】さん 8点(2004-07-15 13:10:54) |
【ドレミダーン】さん 8点(2004-07-11 15:39:43) |
《改行表示》3.《ネタバレ》 終始、南仏の美しさ、プールの美しさ、に見とれてしまいました。 あのミステリアスな音楽も大好きです。サラとジュリーの肢体を足先から舐めるように撮って2人を比較したような絵はお世辞にもセンスがいいとは言えませんけど・・・。私がこの映画で好きなところは、初めはプールも葉っぱだらけであまり綺麗ではなかったのが、だんだんと綺麗になって水が澄んでいくところでしょうか。以前から当たり前のようにわかっていたことですが、男女間で相手に好意を持つのはやっぱり自分に年齢が近い人に対してなんだな~、と改めて感じました(笑)。オゾン監督は、歳とってもまだまだイケるぞってことをこの映画を見た人に言いたかったのかもしれませんね。 そして、普通は映画というのは終盤にかけて盛り上がりを増していくものですが、この映画ももちろんその例に外れずにエンディングに向かっていくわけです。この映画のすごいところは、なんと言っても、その盛り上げどころにシャーロット・ランプリングのヌードをもってくるところなんです。それまでにちらほら出てきたサニエのヌードは、まさにラストを引き立てるお膳立てに過ぎないのです。この緩やかな終盤を考えた監督も凄いですが、体一つでクライマックスを作ることのできる彼女のボディはもっと凄いですよ。やっぱり、ランプリングが脱ぐのとサニエの世代の女優が脱ぐのとでは重みが全然違います。彼女が大女優だからというわけではなく、あの裸体には何か言葉にできないような物凄い説得力があります。 【もっつぁれら】さん [映画館(字幕)] 8点(2004-06-29 17:03:50) (良:1票) |
2.《ネタバレ》 もうひとひねりが欲しかったようなこれでよかったような。おかげで裏読みをしたくなるしたくなる、、、。トンデモ解釈を披露するもよし、サニエ嬢の肢体を楽しむもよし、色々楽しめるちょっとだけ意地悪な映画。 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-06-15 14:57:28) |
《改行表示》1.《ネタバレ》 主人公が小説家、ラストにあっと驚くどんでん返しが…… と聞いてなんとなく想像していた通りのオチでしたが面白かったですね。 サラの食事、あの大盛りヨーグルトにコーラは笑えました。 【やっとこ】さん 8点(2004-06-09 22:00:59) |