9.《ネタバレ》 (2009年映画メモより)こりゃ面白い。名作といわれるのも分かります。
ジェイソンと並ぶスラッシャー・ホラーの元祖だと聞きました。
しかし、ただのスラッシャー・ホラーではなく、夢と現実の世界を行き来するところが良いです。
その為か、少し曖昧で不条理な感じのする光景がいくつか見られますが、恐怖感や不安を表すのに非常に効果的です。
少女達が縄跳びして歌っている場面なんか白昼夢みたいで少しヤバいです。
ティナが殺される場面は名場面だと思います。
血で美しく芸術的に画面を彩ります。魅せるゴア芸術を実演してくれます。
スプラッタやるなら血の量が大切なんです。この作品ではそれが惜しみないです。
ナンシーがどんどん追い詰められてゆくところが見事です。
フレディーとナンシーの戦いは壮絶です。
こういう所をとことん容赦なく描いているところが良いです。
フレディを夢世界から現実世界に引っ張ってくるなんて素晴らしいです。
興奮しました!バックトゥーザフィーチャーと同じくらい興奮しました。
親たちはもっと子を信じなさい!子の話に耳を傾けなさい!、という気になります。
そういうメッセージも少しだけあると思います。
子どもがせっかく夢のあるユニークなことを熱心に話しても、大人はそれを無視して現実的なことしか言わなければ、そこから恐ろしい怪物も生まれるでしょうに。