10.《ネタバレ》 最後がバサッと途中で寸切りで「この後はみんな知ってるよね?だからココで終わり」的な映画。「起承転結」の「起承」で終わる映画。
無論ニクソンの辞任の経緯は、アメリカ国民ならみんな知っているし、今や全世界の人間すら知っている(かな?)。
しかしニクソンという人間の存在を知らない人間の時代(200年後位かな?)には見向きもされない映画になってるかもしれない。
でも「それでもイイゼ!」的な潔さがこの映画の良い所だと思う。
この時代のマスコミの採用基準が「高学歴で有名な大学の人間」しか採らない理由も判った。
多分ソレは「採用した人間の友人の中に政府機関・諜報機関・大手通信会社などの人間がいる」からだ。
この映画ではその個人的な関係から彼らは情報を入手したり確認したりしている。
最後に原題の「All the president's men」は英語圏の人間なら誰でも知っている「ハンプティ・ダンプティ」から引用しているのでご紹介しよう。
Humpty Dumpty
Humpty Dumpty sat on a wall.
Humpty Dumpty had a great fall.
All the king's horses and all the king's men
Couldn't put Humpty together again.
ズングリ・ムックリなハンプティ(?)
ハンプティ・ダンプティ堀に座ってた
ハンプティ・ダンプティもろに落っこちた
王の馬すべてと王の家来すべてをもってしても
ハンプティを元に戻すのは無理だった
you tubeに有るよ!