1.シアトルのストリートチルドレンを追ったドキュメンタリー。売春、ポン引き、麻薬に盗み。しかし彼らは意外な程あっけらかんと逞しく生きていて、カメラの前で将来の夢を語る。家にいられないから逃げてきた彼らだけど、やっぱり親の愛情を切に求めているんだなぁ。それがアル中や服役中や自分を虐待する親であってもだ。こういう子供たちを見ていると、ホントに「大人はなにやってるんだ!」と腹が立ちます。ラストに流れる「TAKE CARE OF ALL MY CHILDREN」でトム・ウェイツは「子供たちを迷わしてはいけない」と唄っている。まるでライ麦畑のキャッチャーのようなのだ。