22.シリーズで本当に好きなのはこれだけです。渋いキャラ設定、地に足のついたアクション、そして意外と丹念に捜査していることなど、刑事アクションとしてよく仕上がっています。ただひたすら撃ちまくるという「コマンドー」や「ランボー」スタイルの時代にあって、あくまで命中率を重視したガンアクションもいいですね。リッグスが打撃系ではなく関節系を得意とするおかげで、格闘シーンにも妙な説得力があります。なんですが、「2」以降になるとバカアクション化。銃をひたすら撃ちまくり、得意のマーシャルアーツも「カンフー」と大雑把な呼ばれ方をする始末。リッグスの性格は明るくなり、その一方で大作化で死人の数は増えていくわけで、ある意味もっとアブなくなってると思います。 【ザ・チャンバラ】さん 8点(2004-07-08 15:53:22) (良:1票) |
21.《ネタバレ》 - Lethal Weapon - “致死性兵器”銃とかナイフとか人を死に至らしめる兵器全般です。軍隊経験だけでなく格闘術を備えたリッグス刑事自身のことも指しています。反対は- Non-Lethal Weapon(非致死性兵器) - で、催涙スプレーやスタンガンなんかを指します。 '80年代のバディ・ムービー代表作ですね。若造と年寄り。白人と黒人。武闘派と穏健派。独り身と家族持ち。いい組み合わせです。 そこにきてリッグスに自殺願望という、あまりアクション映画の主人公らしくない設定を加えたのも見事です。 リッグスの武器の扱いには惚れ惚れする。銃を撃ちながら地面を転がる姿は素早く、どこぞのお腹の丸いダイ・ハードの人と比べると、これが本物だって思ってしまう。またどんどん遠くなるヘリを撃ち続けるシーン。砂漠で射撃ポイントまで走るシーン。捕まったあとにライフルを抱えて道路を走るシーンと、何か仕草が本物っぽいというか、刑事モノなのに元軍人っぽさが出ている気がしてとてもカッコいい。射撃場の( ・ )から(笑・顔)にしてしまうシーン、もうカッコいいのなんの。 事件は売春婦飛び降り事件を本線として、飛び降り志願の男や、子供への聞き取り、シリーズ定番のマータフ家の人々(お風呂でサプライズ誕生ケーキ、リッグス呼んでの夕食)と見所も多く飽きさせない。 私は特に最後の、リッグスの愛犬サムとマータフ家の愛猫バーバンクが会った瞬間に喧嘩するのと、そんな喧騒気にもしないで入り口の電球を穏やかに締め直すマータフのシーンが大好き。 今後安定のシリーズ化をしていくが、本作を最後にリッグスの自殺願望も無くなる。当時のメルの本当にヤバそうな目付きがたまらない。 【K&K】さん [地上波(吹替)] 8点(2022-10-09 16:11:18) |
20.《ネタバレ》 メル・ギブソンがその魅力を遺憾無く発揮した名作。 危ういどころではない、キレた演技が彼の真骨頂だと思うが、本作はまさにそれ。 そしてそれを受け止めるダニー・グローヴァーの包容力。 キャスティングの妙に唸るしかない歴史的な(私にとっては)一作。 刑事コンビを描くこういう映画って、最近見なくなった気がするけど、需要がないのかなあ。 後世に残したい、伝説のシリーズのまだまだ荒削りな一作目。 |
19.《ネタバレ》 彼からしてみりゃ心の傷は癒えずツラかろうけども、うちらからしてみりゃ調度良い加減でなかなかに見応えよろしいエンターテイメント。お気楽娯楽の頭スッカラカンの刑事じゃなくてよかった 病んだ刑事が切ないながらも生き抜き可笑しく奏でてくれるハーモニー。悪くないです 30年経った今見直したとしても面白かった。 さてと、そんなわけで揚げ足取りのコーナーです。スローで見てみりゃ分かることなんですが、初っぱなビルから飛び降りた美女の落下地点は実はお尻がフロントガラスの位置でつまり落下地点は自動車の前方部分のハズなんです。ところが画面変わった次の瞬間には彼女、キレイに自動車中央のボンネット上に横たわってるんです その姿はまるでシングルベッドの上で寝てるかのように。だから頭が砕けていない 脳が飛び出していない ガラスまみれにもなっていないとてもキレイな死に様になっていたんです。だからなにって話にはなりますが あんなに綺麗な姿で死ねるんだったら自●するのに銃やら首吊り用の縄などイランのじゃないのかと。真似する人出てこないのかしらとか思えるほど綺麗にしすぎちゃった死に様でしたね。リーサル・ウェポンというタイトル同様、彼女こそがリーサル・ウェポンとなっていた 初っ端から随分と鮮明に記憶に残りそうなファーストショットであった。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-10-04 19:35:54) |
18.リッグスの死に急ぐ感がたまらない。有る意味マッドマックスよりマッドリッグスかもしれない。マータフに会えて良かったね。80年代を代表するシリーズのひとつ。大好きなシリーズです。ぜひ1からどうぞ。 【movie海馬】さん [映画館(字幕)] 8点(2016-05-07 03:35:15) |
17.《ネタバレ》 シリーズの原点は、コメディ色が薄く、『ダーティハリー』の系譜に位置するハードボイルド・ポリス・アクションといった趣き。メル・ギブソンが発狂寸前の人間兵器というアブない役柄で、ベトナム戦争時代は特殊部隊に籍を置いていた(その設定が活きているのは第1作のみ)。砂漠での狙撃や拷問からの反撃など、カタルシスたっぷりのアクションシーンを用意しており、娯楽映画を多く手がけたリチャード・ドナー監督の職人的な演出が楽しめる。ベレッタを本格的に導入した映画であり、翌年の『ダイ・ハード』ではブルース・ウィリスも使っていた。 【フライボーイ】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2009-01-10 07:05:40) |
16.《ネタバレ》 何と言ってもリッグスの破天荒なキャラ性に限りますね。飛び降り自殺しようとしてる男とのシーンはまさにそれでした。正義なのか、ただイカれた奴なのかわからないと感じても、徐々に彼に信頼を置くマータフとのコンビっぷりは最高としかいいようがないし、普段はイマイチでもやる時が来たらとことんやるという果敢さがこれまたいいですね。人間味あふれるラストシーンとか、いい映画だな~としみじみ思わせてくれます。 |
15.記念すべきシリーズ第一作。B級感はあるけど、う~んカッコ良い。オープニングとエンディングは別カットがあったようなですが、現バージョンで正解じゃないでしょうか?メル・ギブソンは「痛み」というものを表現するのがとても上手い。シリーズ通して使われる名ゼリフも登場し、バディポリスアクションとしては代表作といえるでしょう。格闘シーンのリッグスのパンチがどうもひ弱そうだけど、まぁ良しとし。 |
14.自殺願望を持った刑事という役がメルギブソンの狂気的演技にうまくハマってる。そして家庭と命を大切にしている定年間近の刑事とコンビ組んで犯人逮捕に挑むという凄まじい設定。それにハチャメチャ痛快アクションが加わってもうサイコーです。 【くうふく】さん 8点(2004-06-04 23:12:06) |
13.典型といえば典型。白人と黒人の凸凹コンビの刑事物なんて。でも、この映画は、魅せてしまうのですね。キャラの立ち方が他とちがうのでしょう。奥さんが死んで、自暴自棄になっている自殺願望の男と、寄る年波には勝てぬ男、変にリアルな設定で、互いに思いやり、心が癒される展開は、面白いですし、うまいですね。アクション映画と銘打つ割には、飛び抜けたアクションていうのがないんですよね。でも、ダイナミックという言葉がぴったりの場面転換であるとか、裸足で必死に犯人を追うシーンとか、非常にアナログ的な演出がいいですね。最後も格闘ですし。4まで製作されましたが、1作目の重さは後になるにつれてなくなり、コメディ路線になりかけていますが。まさか、続編ができるとは思ってなかったんでしょう。この完結スタイルも好きです。ドナー監督は手際よくまとめていますね。 【映画小僧】さん 8点(2004-03-03 17:36:00) |
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12.一番最初に観たのが『4』だったので、リッグスの狂いっぷりにビビリました。ゲーリー・ビジーを仕留めた三角絞めはお見事でした! 【ビクトリー武蔵】さん 8点(2004-02-18 22:27:37) |
11.妻を想って苦しむシーン、もらい泣きした。マーチンが徐々に再起していくことを応援しながら観ることもできたし、全体的にまとまっていて良かった。 【日雀】さん 8点(2003-12-21 18:45:09) |
10.やっぱりリーサル・ウェポンは面白い! 見てて全然飽きなかった。 あのコンビいいですね 【arsha】さん 8点(2003-11-30 22:05:33) |
9.銃口を口に突っ込んで見せる狂気の演技、肩の関節をはずす荒技、すべてに常軌を逸した自殺願望の男をメル・ギブソンが怪演しています(笑)。ベレッタってそんなに好い銃なのかなという疑問はありますが、でも格好いいね。その狂人ギブソンのペースに、やがてダニー・グローバーも真人間から崩れていくのがおかしいですね。 【オオカミ】さん 8点(2003-11-19 05:33:17) |
8.シリーズ最高傑作。メル、陰のある男を好演してます。 【ロカホリ】さん 8点(2003-09-13 21:27:48) |
7.シリーズを生み出してくれてありがとう!! サヨナラする別バージョンのエンディングも割と好き。 【ビックルT】さん 8点(2003-07-22 16:03:53) |
【さすらいパパ】さん 8点(2002-08-19 00:00:05) |
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4.映画好きになったきっかけのシリーズです。最初に見たのは2ですが・・・・。1のリッグスは悩める男だったんですねぇ。マータフも事なかれ主義ですし・・・。そんな2人が序々に通じあっていく過程は楽しいです。でもどちらかといえば2のやんちゃなリッグスのが好きかも。 【K・Y】さん 8点(2002-04-04 00:01:24) |
3.好きな作品です。その後の作品が典型的なハリウッドアクションである中でひと味違うと思う。何となくけだるいような雰囲気がいいんだなあ。リッグスとマータフがまだ仲良しこよしじゃなくてお互いが次第に認めあっていく過程がまたよい。エンディングはDVDで見た二人が最後に別れるシーンでもそれはそれでまたよかったような気がします。2もリッグスが死ぬバージョンもあったらしいし。結局シリーズが続く方が選ばれているだけでどっちがいいというわけでもないけど。 【いちにー】さん 8点(2002-03-16 18:40:58) |