1.《ネタバレ》 全体に漂う悪魔的な雰囲気が好き。
こういう時代背景は惹かれる(ベルセルクみたい)。
曇り空で真っ暗だったり病気が蔓延したりとても重い感じがします。
人々の不安が色濃く表れているようでとても好きだ。
お城の中はまるで快楽の沙汰でした。
小道具などもこだわっていて、とても怪しげな雰囲気が出ていた。
ヒロインが美しいのもこの作品の雰囲気を高めていた。
ビンセントプライスがカッコいいなぁ。
お城の中に、一色に統一された小部屋があって(たとえば真っ黄色の小部屋とか)、それがなんか気違いじみたものを感じた。
奇妙な形の窓から真っ赤な灯りが差し込むのがとても印象的で、この作品は「真っ赤」が印象に残ります。
最後の死の舞踏の毒々しさも良かった、気に入っちゃった。
赤いローブの男の異様さ、低い声で淡々と話す感じがとても素晴らしいと思う。
終わり方も退廃的な感じで良かった。崇高な余韻を残します。
ポオの原作が読んでみたい!
最後のタロットカードの場面は迫力があって凄かった。
DVDジャケットも凄いし、これはジャケ買いですよ!
(「シアターオブトラジェディ」というバンドが好きな方はこの映画は必見ですよ!
あるアルバムを聴いた人は、この作品を観て頂ければハッとするでしょう)
コーマン映画、初めてにして気に入ってしまいましたよ!
カルトということで高得点です。