29.映画の面白さとしては6に近い7点、この映画を世に出せたという意義も含めると7に近い8点かなあ。 アポロ11号が月面着陸した(と言われているのが)1969年。アポロ・ソユーズテスト計画(アポロ18号?)が1975年。それから2年後の作品。宇宙開発競争の最中に、こういう映画を出せちゃうのがアメリカの強さかなあと思う。ソ連ではおそらく出せなかった。 当時の状況は知らないが、莫大なコストがかかる宇宙開発に歯止めをかける一助になったりしたんだろうか? とにかく、こういう政府批判・陰謀論みたいな内容の映画を公に出せちゃうというのがすごい。日本でも出せるけど、未だに出せない国って まだたくさんあると思う。そういうのを考えさせられるということで、8点。 【くろゆり】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2019-05-18 21:52:53) (良:1票) |
28.《ネタバレ》 昔はこんな独創的なストーリーがあったんですね。まぁ陰謀ものと言えば、言えなくもない。映画しょっぱなから、グイグイ引き込まれます。ラストの空中アクションは、観てる方が軽く酔っちゃうほどのカメラワーク。今ではアトラクションとかで珍しくないですけどね・・。この時代にこんなシーン、撮影してたってとこが凄い。💮8点! 【トント】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2014-04-29 18:00:14) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 ジェリー・ゴールドスミスの躍動感ある主題曲が印象的。朝焼けに浮かび上がる発射台の冒頭シーンの臨場感は正統派のSFスペクタクルの幕開けを予感させる。 観覧席における政治家同士の皮肉の応酬も現実にありそうで、開始15分ですっかり引き込まれてしまった。 その後の展開は、迫力あるチェイスシーンや渋いゲスト陣の好演によりメリハリのあるものだったが、国家陰謀を描いた部分の完成度は、随分と隙や手落ちがあった感も否めない。 異変に気がついたNASA職員の消され方に比較して、FBIまで動員しながらエリオットグールドを抹殺しきれない展開や、フェイクの撮影をしたセットをそのまま残しておくなど、もう少し丁寧な描き方(ネタの回収)がされていればサスペンス物としての完成度も更に上がるはずなのに。多少残念。 だだ、多くのレビューの中で比較的評判の良くないラストシーンの描き方に関しては、自分としてはすごく好印象。 新聞記者と、生き残った宇宙飛行士のがスローモーションで走り寄って来るシーンを、テレビ局のカメラが一斉に捉える。火星着陸のトリックを信じ込まされた国民が、今度は有り得ない現実をまた生中継で目にする事に。その後起こった騒動を想像するだけでもカタルシスを味わえる。 何故今さらこの作品を鑑賞したかと言うと、最近カレン・ブラックさんの訃報を知り、彼女の迫力ある風貌を見たくなった為。出番は僅かだが、発するセリフがとても粋で、テリーサバラス同様、とても輝いていた。 【こた】さん [DVD(字幕)] 8点(2014-01-31 09:05:41) (良:1票) |
26.《ネタバレ》 良い意味で裏切られ、ショッキングな展開を楽しめた。 ビリヤード場で姿を消したあと、存在しないことになってしまった友人、火星から着陸時に燃え尽きたことにされる宇宙飛行士、そして軍用ヘリの機銃掃射・・・宇宙開発は明るいイメージだったのが一転してホラーに。 【チェブ大王】さん [地上波(字幕)] 8点(2019-05-25 20:01:38) |
25.《ネタバレ》 高校生の頃に見て以来、数十年ぶりかの鑑賞。 いや、今見ても充分面白い。 火星から電波が届くのに20分かかるはずでは?的な適当さ加減を差し引いても、サスペンスとしてきっちり楽しめた。 こんな映画今作ろうと思ったら、作り込まないといけないから逆に無理なんじゃないかという気がする。 いや、傑作。 |
24.お偉方の都合で振り回される設定がリアルで、こんな事もあるかもと思ってしまう。 セットとかちゃちいのですが、宇宙飛行士と記者の必死さが私にひしひしと伝わってきて。 思わずじーと見入ってしまいました。 飛行士の奥さんが頭脳明晰なのも作品を面白くしていました。 洞察力って大事ですよね。 日本だったら制作不可能だったこのようなテーマも、アメリカイギリスだから出来たことに感心しています。 素晴らしい。 【たんぽぽ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2015-08-30 22:08:58) |
23.カースタント、エアチェイス、国家の陰謀等が70年代の雰囲気のなかで派手に繰り広げられて見所満載。台詞も気が利いてて楽しいよ。「俺たちは死んだぞ」→「いい奴だったのに」もっぱらボケるのはO・J・シンプソン。風体からして堂々たる存在感だ。NASAを模したコントロール室の機器等もさすがに本家の協力あってちゃちさを感じない見事な美術。音楽もかっこいいし、娯楽映画としてはほとんど完璧。これ観るとやっぱり頭をよぎるアポロ11号・・、ほんとに月に行ったんだよね?もしかして?? 【tottoko】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-11-13 23:56:49) |
22.《ネタバレ》 一度観たことがあって2度目。でも結構楽しめました。 でも火星にほんとうに行っていないか行ったかは他の国からでもわかるような・・・・ そんなこと抜きにしてアイデアは素晴らしいと思います。 【KINKIN】さん [DVD(字幕)] 8点(2012-03-17 11:39:07) |
21.私は一般の米国国民より先にこの映画を見た。といえば驚かれる方もあろうが、この映画は1977年に制作され、日本ではその年の暮れに公開された。しかし当の米国では公開が翌年6月に延期されたからである。(延期の理由は誰しもわかると思う) この映画で必ずといって引き合いに出されるのは「アポロ計画」、人類は本当に月に行ったのかであるが、その真偽にふれるつもりはない。しかし米国の歴史の中にはこれ以外にも数多くの陰謀説があるのも事実だ。 私の子どもの頃は、米国とソ連が競い合って科学の進歩をめざしていた。といえば聞こえはよいが、当時は米ソ2大国がにらみ合う冷戦の時代、両国とも原水爆の開発に力を入れ、何度となく核実験をくり返し、核の保有数を競い合っていた。宇宙開発でも、ソ連が人工衛星を打ち上げれば、米国も打ち上げる。ソ連が犬を乗せれば、米国は人間を乗せるというようにである。だから失敗は許されなかったし、ソ連は秘密主義を貫き、失敗は絶対に公表しなかったのである。 したがって、この映画が作られたのも何も天地がひっくり返るようなことではなく、出るべきして出てきた映画であったと思う。しかしそれにしても映画前半の展開はすばらしいし、真実味を帯びている。SF映画というより政治もの、サスペンスものと言ってよいくらいだ。 ただ残念なのは後半の展開、突如としてアドベンチャーものに変身し、ありきたりになって評価を下げていることだ。 【ESPERANZA】さん [映画館(字幕)] 8点(2011-05-01 12:02:54) |
20.《ネタバレ》 他の方もご指摘の通り、アポロの月面着陸偽装問題を彷彿とされるストーリーですが、それをゴシップのネタ止まりではなくしっかりと一級のサスペンスに仕上げたところがすばらしい。 前半はNASAの威信をかけて、カプリコン1号の火星地表着陸映像及び船内通信を偽造するというSFの形を借りたサスペンス調で話が進み、中盤より、計器の数値及び船内映像の些細な違和感から調査を始め、真実に迫る記者、機密漏洩を防ぐために追われる身となった3人の宇宙飛行士を交互に描き、後半、事態が収束し、圧巻のスカイ・チェイスへとなだれ込む構成は観ていて非常に魅力的。 確かに、記者を追う政府の手が若干手ぬるいような印象を受けたり、追われる3人の宇宙飛行士の場面になると若干トーンダウンしてしまう気もしたが、何より、実際にありそうな(そして大センセーションである)国家の陰謀をここまでスリリングかつエンターテイメント感満載で描いたことがすごいと思う。 【クリムゾン・キング】さん [DVD(字幕)] 8点(2011-03-14 02:01:29) |
|
19.面白い。もし、あれが実話だったらとんでもない事ですよね。だって世界をだましことになるんだもの。 【のははすひ】さん [DVD(字幕)] 8点(2010-10-26 00:12:00) |
18.見た当初はなかなか面白い発想だと思ったが、「人類はホントに月に降り立ったのか?」という疑惑に「ひょっとして」と現実味がありそうで怖い。月と火星の違いはあるものの、米ソが国の威信をかけて争った競争に決着がつき、あえて金やリスクをかけてまで月へ行く目的がなくなったといっても、技術の進歩がめざましいのに40年近くも人は月へ行ってないのは確かに不自然だ。 【きーとん】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2010-08-19 23:56:36) |
17.《ネタバレ》 ものすごくひさしぶりに見たのですが、スローモーションのラストシーンとブレーキを壊されて暴走する車のシーンははっきりと覚えていました。砂漠の猛暑と極限の疲労の中で、ひとりひとり捕らえられていく宇宙飛行士たち。捕まった場面を映像で見せず、打ち上がる照明弾を眺めるブローリン(ヒゲが無いのでわからなかった)の姿だけで表す演出が、かえって状況の絶望感を深めていました。じりじりする展開が続いただけに、クライマックスのチェイスシーンとラストが爽快です。 【KYPA】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-23 22:59:19) |
16.火星への有人飛行がウソだったらというアイデアに+2点、NASAの陰謀とジャーナリストの攻防がうまくできてるから+2点、余韻を残したラスト(というか、ラストのその後を描いたら結構悲しい話になる…)に+2点、こんなフィクションがあってもおかしくないと思わせるアメリカという国のイメージに+2点。 |
15.《ネタバレ》 「アポロ計画偽装」のゴシップから発想を得ているらしいんですが、かなり面白いですな。 説得力もあるしね。 ただ、サバイバル映画になってしまったのが残念。 俺が見たいのはそっちじゃないんだよなぁって思いません? 純然たるサスペンスに仕上てくれた方が絶対に面白いと思う。 だいたい、国家の威信をかけた一大プロジェクトなのに、仲間の囲い込み(根回し)が弱い。「関係者をもっとしっかり管理統制しないと」って思ってしまう。 この計画に納得してない主人公達に対する警備なんかも手薄だしね。 「帰還できない」ってシナリオなんだったら、もっと早い時点で確実に口封じすべきなんじゃないの? 主人公が戻ってきて「メデタシメデタシ」ってエンディングだけど、この後の合衆国は、確実に政府崩壊の危機ですぞ? それだったら、「偽装計画はとりあえず成功したけれど、ごく一部の関係者が真相を暴こうと今も奮闘している」的なシメの方がいいなぁ。 とか、文句を垂れつつ8点(笑) 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-05-12 04:56:09) |
14.着目点が凄いじゃないですか…。まあ、アポロは本当に月へ行ったのか、とかありますけど、こういう脚本の発想自体がアメリカならではですねぇ。後半の逃亡劇もリアリティがあって良かったのですが、最後、あのカットでTHE ENDはちょっと無いんじゃない?事件その後のエピソードに期待してたのになぁ。 |
13.《ネタバレ》 子供の頃、なんかやたら見に行きたかった記憶がある。結果最近見ることが出来ましたが、今見て正解だと思いました。今見ても(現に論議されてる)充分に有り得そうな話。この当時としてはかなり斬新で且つリアリティが最後まで良かった。ただ手を振って走るスローモーションは、アイドルのプロモーション・ビデオみたいで失笑した。テリー・サバラスが印象的だった。こういう題材の映画を上映出来るアメリカは、やっぱり自由の国ってこと?? |
12.謎を解いていくシーンがかなり面白い。実際に起りかねないテーマの作品なので余計に入り込みやすかった。ラストがちょっとどうかと思ったので、少しだけ減点です。 【ディーゼル】さん 8点(2003-12-30 23:32:41) |
11.こういう社会風刺サスペンスモノ好きです。チャイナシンドロームと合わせて見る事をおすすめします |
10.《ネタバレ》 ひっさびさに観たのですが、いやー今みても面白いですね。確かに3人が別れてからのシーンは今の基準ではけっこうたるく、「猿の惑星」の冒頭の荒れ地放浪シーンを思い出しました。後半に関しては今だったらもう一つ二つエピソードを追加して派手な展開にするとこなんでしょうけど、さすがにちょっとたるいですね。それでも今見ても面白いっていうのは、まさに名画の証。ピーターハイアムズの唯一の傑作だと言っていいかと思いますが、でもこれリアルタイム世代の記憶で言わせてもらえば、昔は「知る人ぞ知るB級娯楽映画」にすぎず、ほとんど誰も知らないような映画だったはずなんですが、今はわりと有名ですよね。やっぱこのネタ(NASA陰謀)の元祖っていう要素が大きいんでしょう。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2003-12-01 17:06:32) |