3.《ネタバレ》 べネックスは映画の中で女性や子ども、老人を考えてる。
いや、作家性の強い監督はみなそうではあるけども(笑)
「ベティブルー」で女性を、そして本作では子どもや老人を考えてる。
こういう人が現実にいるかどうかという問題より、べネックスの映画世界には
確実に息をし、生活しているのだ。
黒人の子どもがいい。べネックスの女性がそうであったように、
子どももどこか狂気じみている。
そして老人は聖者のようだ。
映画オタクが聖者を描くことは多いが、狂気じみた女性や子どもを
描ける監督は、少ないと思う。
べネックスはそんな一人だ。