12.《ネタバレ》 原作を読んでいないと分からない、原作読んでいて知識がありすぎると物足りなさを感じる、そんな映画だったと思う。あの長編を2時間半にまとめるには、すべてを描くわけにいかなかったと思うけれど。導入部分は大雑把。暗号の巧みさが各所に出てるシーンなのに、早急に進められてすべて無。嫌疑かけられて逃げただけのシーンになってしまった。せっかくのルーヴル撮影はなんだったんだろうか。銀行のシーンは、ラングドンが天才になっていた。「一度しかチャンスがない」と言われているのに、悩む余地なく暗証番号を打ち込める勇気に感心。一方で、他が省略されてる割にはテービング邸のシーンは長めだし、バランスが悪かった。ただ、良くも悪くも全体のストーリーとしては忠実に再現されていたし、素直に見たら映画として悪くなかったので、個人的には好きなんだけど。最後のシーンは原作通りの方が良かったなと思う。 【智】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-07-15 21:01:08) (良:1票) |
11.《ネタバレ》 みんなの酷評が理解できない。よくできたサスペンス映画と思います。原作は未読ですがサクサク内容についていけました。ついていけなくはないと思うよ。ストーリーの整合性も保たれているし、安易に主人公とヒロインが恋仲にならずに終わったのも好印象です(原作では恋仲になるみたいだけど)。正直、多分上映時にこれほどの社会的ブームになってなければみんな好評価だったと思います。ほら、結構マニアの人ってブームになってると批判したがるじゃない?(まあ、原作ファンが納得いかないという意見については未読なのでなんともいえませんが)それか過度に期待しすぎていたから酷評なのかな。確かに歴史に残るほどの名画とは思わないけど、サスペンス映画として普通に楽しめたよ。 【PNツイン】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-27 19:03:55) (良:1票) |
10.《ネタバレ》 まず、西欧人のようにキリスト教という存在がDNAレベルにまで組み込まれてない日本人には、このストーリーが持つ本当のインパクトやカタルシスを感じ切れないだろうというのは大前提。 キリスト教が根底から転覆するかもしれないという「衝撃度」が、無宗教な日本人には芯から理解できないのは仕方がないだろうと思う。 なので「キリスト教ってこうだよな」と自分で一旦組み上げてから「それがひっくり返る衝撃を感じ取る」という2段構えの作業が必要なのです(伝わるかな?)。 なので、俺みたいに原作読まずに「映画だけで理解して楽しんでしまおう」って考えるズボラな輩には、それがわかってる人(ベースができてる人)にとっても「詰め込み過ぎ」気味なこのストーリーを追いかけるのは、物凄く大変なのです(笑) 特に俺なんか頭悪いから脳味噌が溶けそうになるくらいフル回転させて、必死でストーリーについていきましたわよ(笑) いやあ、でもね、頑張ったかいがありました。 めちゃめちゃ面白かった。 まあ、オチは結構早い段階でバレちゃうでしょうけど、これだけ壮大なストーリーを上質な(てか、ワクワクする)サスペンスに仕立てて見せてくれてると思う。 バチカンから猛抗議がくるのも当然だろうし、映画審査員がハナで笑ったのも頷ける。そして一般の観客が大拍手したのも分かる。 一旦「西欧人になりきって」観てみるべし(笑) その時貴方が敬虔なクリスチャンになったなら、このストーリーを「冒涜だ」と感じるだろうし、冷静な批評家になったなら「仰々しすぎるよ」って嘲笑うだろう。そして、キリスト教をベースに生きてきたただの映画好き西欧人になったなら、一大スペクタクルサスペンス(でもあくまでエンターテインメントとしてね)として楽しめると思う(もちろん俺はコレ(笑)。 ただ、評価点が思ったより低いのは、原作を読んだ人には物足りなくて、原作を読んでない人にはストーリーについていくのが大変すぎるからなんじゃないですか? 俺も、これだけのストーリーを2時間半で見せるのは相当無理があると思うし(笑) 思い切って「途中休憩いれて4時間」ってな線はなかったですかね? (笑) 【とっすぃ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-23 00:59:54) (笑:1票) |
9.キリスト教に関する知識がない私でも、楽しめました。 日本のものとは違う歴史物という感じでしょうか。 【りえりえ】さん [DVD(吹替)] 8点(2007-08-01 21:10:57) |
8.《ネタバレ》 賛否両論ありますが、自分は結構好きな映画です。でも展開が早すぎるので、全く予備知識がないとついていけないかなとは思いました。私の場合は原作を途中まで読んでたので、専門用語や登場人物が前もってだいたいつかめていたので楽しむ事が出来ました。原作のダイジェストを視覚化したと考えれば良作でしたが、作品としてはテレビシリーズにした方が良かったのかも。 【Dark Blue】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-23 10:12:56) |
7.《ネタバレ》 先にダン・ブラウンの原作を読んでいただけに、とてつもなく期待していた。150分という時間も期待を大きくしていた。原作との違いも多々あり内容も落ちていたが、これを映画化してくれたという感謝の意も込めての高得点。 【あるまーぬ】さん [映画館(字幕)] 8点(2007-07-21 15:48:53) |
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6.酷評が多くて期待がなかったせいか、楽しめました。時間も長いとは感じませんでした。原作を読んだ感想が「あまりにいろんなことを詰め込みすぎている。」だったので要領よくまとめた脚本家とハワード監督にとりあえず拍手。黒幕の逮捕もごちゃごちゃした説明なしのほうが素直に受け入れられます。キリスト教に関する知識も「イエス・キリストはキリスト教の創始者」くらいでいいんじゃないでしょうか?キリストがどのように死んだかとかさえも作品を見るのには関係ありません。暗い色調の映像が美しく、英語のセリフを耳で追う人にとっては特にオドレイ・トトゥのフランス語訛りの英語が聞きづらいこともあり、解説者が黙っていたらもっと価値があがるような、NHKのお金をたっぷりかけた美術紹介番組に似たようなものだと思って見ればいいのです。見る価値はありということで、超甘の8点献上。 【かわまり】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-08-07 05:12:58) |
5.《ネタバレ》 期待が大きかった分、評価は厳しいようですね。 原作を読んだ人にとっては、物足りなく感じ、未読の人にとってはストーリー展開が速く、情報量の多さについていけなくなってしまうようです。キリスト教の歴史についてある程度の予備知識があった方がよいでしょう。 ダ・ヴィンチの絵画の解読が中心だと思うと、肩透かしをくらいます。キリストの隠された秘密を探し出すといったサスペンス系のストリーです。自分にとっては宗教には興味ないが歴史物は結構好きな分野なのでまあまあおもしろかったです。フィクションだけどここまで解明したのだから、真実をだれか究明してほしいと思います。 【nishiken】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-06-07 22:50:37) |
4.《ネタバレ》 多少長い小説であっても読んでからこの映画を観ることをお薦めする。直前に原作を読んで大正解だった。この直前というのがポイントで、映画の情報を得てから主人公は原作にあるハリソン・フォード似ではなくトム・ハンクス(結構重要に感じた)に修正し、また暗号解読過程、小道具を勝手な映像を想像しながら読んだことが実際の映画とリンクしてとても生きた。映画単独の評価とは言い難い物になり、脇に逸れていく感もあるが、この類の映画と原作の関係はそういうものなのかも知れない。 |
3.NHKの夜の7時のニュースで「きょう話題の映画『ダ・ヴィンチ・コード』の公開が始まりました」って取り上げられてた。NHKの夜の7時のニュースというのは、簡単に言うと、その日の日本で最も「話題にすべき」トピックを伝えているものだと思う。それでそのニュースの中で、NHKが決してしてはならない「広告放送」ともとられかねない放送をして(実際私はこのNHKのこのニュースを見て、この映画を知って、それでこの映画を観に行きました)、今イチバン世界で話題になってる映画なんですゾ、っ感じの『世界的大事件』的な扱いをしていた。実際、この映画は大変面白い映画だった。けど、日本人の僕にはそこまで。これ以上この映画で色々と感じるには、もっともっと『キリスト教』が身近である必要があると思う。そう、そういう映画だった。だから日本人の私には下で【sayzin】さんが書かれておられるように、ニコラス・ケージが主演した「ナショナル・トレジャー」と極めて良く似た面白さをもった、謎解き、サスペンス、の映画だった。 さて、NHKがトップニュースにしたのは何故? 【メロメロ】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-06-02 02:26:04) |
2.原作は夢中になって読んだ。その謎は僕らのイマジネーションを刺激するのに充分衝撃的だったし、尚且つそれなりのリアリティがあった。しかし、ミステリーとしては一流だけど、サスペンスとしては三流だったかもしれない。スリリングなオープニングの展開がサスペンスとして持続していないのは、やはり拍子抜けの感が否めない。それは著者がサスペンスよりも歴史ミステリーを優先させたからなのか、単なるプロットとストーリテリングの能力の問題なのかよくわからないけど、なかなかこの2つを兼ね備えた作品というのはないようである。だけど単純に言えば、僕はこの作品が好きである。それは、この作品のミステリー部分が僕の歴史的記憶にとてもマッチしたからだ。 映画にしろ、小説にしろ、音楽にしろ、作品とはそれ自体がイマジネーションであると同時にそれは僕らのイマジネーションを補完するものである。作品の技術的な良し悪しがあるのと共に、作品が僕個人のイマジネーションに共振し、僕個人の物語を補完する。それがどのように僕を掴み、震わすのか?そういった評価軸は絶対個人的にのみ存在し、それこそが作品に対する絶対的評価になり得る。(評価とはそもそも絶対的でしかありえない) だから敢えて言うけど、この『ダ・ヴィンチ・コード』という映画は、『ダ・ヴィンチ・コード』という小説世界を映像として補足しているだけのものであるにもかかわらず(というかだからこそ)、小説を読んだものにとって、この映画は小説の映像的な補完として違和感なく受け入れられる。『2001年宇宙の旅』が映画とノベライゼーションでワンセットの作品であった、、、のとは意味合いがちょっと違うかもしれないけど、映画がその映画だけで評価されなければならないという決まりは全くないのである。 つまり、僕の映画『ダ・ヴィンチ・コード』の評価は、映画単独での評価というよりも作品として小説とワンセットとなっていることが前提なのである。 あと、、、実在するオプスデイやバチカンをあからさまに非難する姿勢はなかなかすごい。オチのつけられなさはこの作品の性質上自明であるとも言えるが、そこに明確な思想というかイデオロギーが全くないところも現代的でこれまたすごい。なんというか、如何にもアメリカ的な「能天気な合理的過激さ」とでも言うべきものがある。。。 【onomichi】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-28 03:22:26) |
1.日本人にとって、キリスト教のスキャンダルをテーマにした作品っていうのはなかなか実感しづらいものであるが、それを差し引いても楽しめた。たまたまテレビでやっていた「クリムゾンリバー2」との違いさえ日本人にはそのスキャンダラスさも曖昧なような気がするが(笑)しかし、こういったテーマの作品というのは、もっと深いところになんらかの謎解きやメッセージがあるようで、それをあれこれ考えたりいろんな人の意見を見聞きするのは楽しいもんだ。 【SHU】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-22 10:51:25) |