1.大監督グリフィスがこの映画を観て、あの超大作「イントレランス」を作るに至ったというのは「グッドモーニング・バビロン!」でも描かれていたように有名なエピソードですが、本作はその理由も納得できるほどの壮大な映画です。まさに史劇!撮影に関するテクニックなどは特別グリフィスのように優れているわけじゃないけど、素直に観客を喜ばせようとしているんだなぁということが画面から伝わってきて好印象。またこれだけの物語を一本の話にまとめ上げたパストローネ監督の力量も相当なものです。フルヴィオ、マシステ、カビリア、ソフォニスバ、マッシニッサとそれぞれのキャラの個性がちゃんと確立しており、充分に必要性が感じられるのも凄い。パストローネ監督の作品はもっと観たいです!