1.《ネタバレ》 私のお気に入り映画『ワーキングガール』が要所要所出てくるところもポイント高かったが、予想していたドタバタラブコメを良い意味ではるかに裏切られた。はじめは、やたらテンポが早く(ま、いいことなんだけど)、ドタバタシーンであまり笑えず、「おや失敗?」と思ったが、【アキト】さんの言うとおり心に残る台詞がいっぱいあった。ラストもどうせ陳腐なハッピーエンドに行き着くんだろうと思ってたら別の意味でのハッピーエンドで実に現代っぽく、よくぞ裏切ってくれた。ありがとう。展開も、まさかああいう形で全員を会させるとは観ているこっちも予期せず。うーん、巧い。ホリー・ハンターの役どころは本来ならばこんにゃろワレ!となるところだが、なぜか全然憎めない。なぜだろう? 邦題は覚えにくいけど、カタカナ読みそのまんまとかセンスのない邦題が溢れている昨今、よく考えたね。『黒い電子手帳』じゃ火サスかよ!って話だし。決して派手な作品ではないけど、良作。