4.《ネタバレ》 スピード感あふれるアクション。陰謀うずまくストーリー。
これぞアクション映画ですね。
『パルクール?』『フリーランニング?』なんかよくわかりませんが、これを使った追いかけっこがとにかく凄い。
空間をタテ・ヨコ・ナナメと自由自在に飛びまわる。こんなに爽快な追いかけっこは見たことありません。まじでかっこいいです。
そしてもう一人の主人公の潜入捜査官ダミアン。こちらも登場シーンからとばすとばす。
この無敵艦隊の二人が手を組んだらいったいどうなるのか・・・?
あれれ?意外とおとなしい。いや、むしろピンでやっていたときのほうがアクションのキレがあったような。
『妹の救出』『爆弾の解除』『敵グループの仲間割れ』『政府の陰謀』と、いろいろな要素を詰め込んでしまったためか、後半はアクションがやや失速気味になりましたね。
ただ映画としては十分面白く、ラストのやりこめた感も一応のカタルシスを得ることが出来、満足です。
とは言え、最初に主人公のレイトが捕まえた敵グループの頭タハ、こいつをあろうことが見逃し、更にはレイトを逮捕し、レイトの妹はタハにくれてやるという、外道の極みの悪徳警官が何の制裁も受けていない、こいつは納得できませんね。
そんな仕打ちを受けたレイトの怒りの沸点も低いんじゃあないですか。もっと怒り狂ってほしいです。
他にも気になる点が。
タハの口座から全財産を引き出したのはおそらく政府関係者。ですがその辺の真相はうやむやのまま。
そーゆーとこ放置されると、見終わってからもやもやするのでやめて欲しいです。
せっかく面白い映画なのに、もったいない・・・!