1.トム・ハンクスとメグ・ライアンの共演作品の中では唯一、見るに値すると感じる作品。思いっきりファンタジーなんだけど、「スプラッシュ」「ビッグ」とトム・ハンクス側から見て行けばきわめて順当な展開なわけで、このランクにふさわしいほどほどの安っぽさとウソっぽさ、普通にお約束通りのストーリーで最後まで安心して見ていられる。メグ・ライアンの1人何役とかは多くの方がご指摘の通り単に話題性だけで取り入れられたように思われるが、別に邪魔になってないしどうでもよかった。私にとってはトム・ハンクスの遺作。あくまでも売り出し中だった新進気鋭の若手女優メグ・ライアンが一連のトム・ハンクス主演のファンタジック・コメディに引っ張られただけのことであって、この二人をコンビ扱いにした目線で見ると確かにガックリさせられるものはあると思う。