1.《ネタバレ》 良く言えば、想像力溢れたコミカルで愛すべき手作り純愛映画。
悪く言えば、子どもじみた恋愛観を持つ未熟な男のストーカー映画。
『明るいようで、実は暗い。』
一言で、まとめるなら、これがこの映画の最終的感想。
ただ、この両局面を上手く描き、映像化した部分を「人間性と誰もが持つ純愛観」と素直に受け止めて見るならば、間違いなく傑作の域に達していると思う。
なぜなら、行き過ぎた演出に十分2時間クギ付けにされたから。
同時に、シャルロット・ゲンズブールの素朴な可愛らしさに見とれたから。
恋に狂う姿はみっともなくだらしないけど、
でも、誰もそれを責める事はできない。
よく考えてみれば、自分自身にそんな経験もちらほらあったり...
やや複雑な気持ちにされたのも個人的には○。