3.《ネタバレ》 最近の邦画としては、最も気に入った作品の一つ。
全体が優しい柔らかな空気に包まれた作品。
竹内結子がとってもカッコよく、ボーイッシュでタフな女性を演じている。
カラっとしていて、それでいて人情味のある、魅力あふれる女性だ。
ただし、ソバージュヘアーは似合っていない。
竹内結子は元々好きな女優だが、本作のソバージュ竹内はイマイチ。
、、なんだけど、内面が魅力的なんだなぁ~、とっても。
語り部である主人公の女性をミムラが演じていて、ラストシーンで散々お世話になった竹内結子を無視してしまう。
これは私の感情からすれば全くあり得ないことだが、主人公の人物像的には至極当然な行為。
これがまた面白い。
自分ならばこうするだろうけど、こういう性格の人なら、無視するんだろうなぁ、としみじみ見入ってしまった。
なかなか有りそうで、あまりない、なかなかの余韻を残す個性的なラストシーンだった。