シルク(2007)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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シルク(2007)

[シルク]
Silk
2007年カナダ上映時間:109分
平均点:4.79 / 10(Review 14人) (点数分布表示)
公開開始日(2008-01-19)
ドラマロマンス小説の映画化
新規登録(2008-01-09)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2021-07-24)【イニシャルK】さん
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監督フランソワ・ジラール
キャストマイケル・ピット〔男優〕(男優)エルヴェ
キーラ・ナイトレイ(女優)エレーヌ
役所広司(男優)原十兵衛
中谷美紀(女優)マダム・ブランシュ
アルフレッド・モリーナ(男優)バルダビュー
芦名星(女優)少女
國村隼(男優)右門
本郷奏多(男優)少年
渡辺奈緒子(女優)娼妓
内田夕夜エルヴェ(日本語吹き替え版)
弓場沙織エレーヌ(日本語吹き替え版)
稲葉実バルダビュー(日本語吹き替え版)
原作アレッサンドロ・バリッコ『絹』
脚本フランソワ・ジラール
成瀬活雄(日本語ダイアローグ)
音楽坂本龍一
製作アスミック・エース
美術小川富美夫(アートディレクション)
衣装黒澤和子
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1.《ネタバレ》 この作品のストーリーは簡単に言ってしまえば「青い鳥」。秘めた情熱に身を焦がし、求めるものを命がけで求めるが、実は家にあったのです。でもストーリーはさほど重要ではないと思う。行動の理由もいらない(忘れる)あれば下世話になったかもしれない。あの手紙の言葉通り「感じ」ればいい。誰一人として、醜い欲望に生きている人がいないのが、また美しい。「沈黙」が雄弁である、と気づいたのはちょっと大人になってからです。「沈黙の音楽」や「無い香りを聞く(ユリの庭)」これはそんな映画であると思う。いつも夫の帰りを待ち、話さない事に何も言わないエレーヌの気持ちがなかなか分からなかったけど、ラストの手紙で氷解しました。彼女も静かな情熱の炎を燃やしていたのだと。表に出さないからといって、冷静なのでも感情が乏しいのでもない。内に秘めた分だけ激しい時もある。手紙というのがまた良い。文字を書く、という行為はその人の体温を感じさせ、肉筆は間接的に「触れる」事になるから。メールなどの文字って結局「記号」だもんな~;艶がないのです;この映画はとにかく「間接的」に情熱を描いている。原の妻である自分が裏切る訳にはいかないので、日本の少女が別の女性を通じて彼と契りを交わした事やエレーヌの深い愛情もマダムを通して彼は知る。(米国映画あたりなら、命がけで日本にやってきた男と一夜過ごした少女が彼の子供を産む、なんて話になっていたかもしれない;それでは、あの美しさが台無しになる;)日本の役者さん達は皆すごかった。台詞も少ないのに、あの存在感と雰囲気を出せる俳優はそうざらにはいない。映像と音楽の美しさと、内に静かな情熱を燃やす登場人物に酔いしれました。
果月さん [DVD(吹替)] 8点(2009-07-31 00:31:06)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 4.79点
000.00%
100.00%
200.00%
3214.29%
4428.57%
5535.71%
6214.29%
700.00%
817.14%
900.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.00点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.25点 Review4人
4 音楽評価 8.00点 Review4人
5 感泣評価 6.66点 Review3人
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