5.予想外に、すごく面白かったです。細かいギャグのセンスが抜群なのですが「落語的」なものではないので、ここらへんは原作とはまったく違うんだろうなと思いました。何気ない台詞や行動がいちいちおかしくて、笑いっぱなし。そして泣ける。惜しむらくは、「いい人」ばかりの登場人物の中で唯一カウンター役として登場した田中哲司のキャラが薄っぺらかったこと。むしろ彼を丁寧に描けば、さらに厚みのある映画になっていたでしょう。 【コウモリ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2011-12-04 00:01:27) |
4.わたし、あんまり日本映画見ないのですが、何となく借りてきたらこれが結構良い作品でした。作中大きな盛り上がりがあるわけでもないのですが、笑うところではプッと吹いてしまいますし、ウルウルって来るところも多くって、見終わったらとっても清々しい気分になりました。悪役がいなくって善意で構成されたストーリーで、じんわりと感動できる作品に仕上げちゃうのってすごいなあと思いました。そして改めて歌の力を強く感じました。 【ひよりん】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-11-23 21:45:57) |
3.落語原作の笑いあり涙ありのママさんコーラスダブルブッキング喜劇。主演の小林薫のダメ男っぷりは素晴らしく、その他登場人物も数は多いが、それぞれの人間に奥行きが感じられ、皆に愛着をもちながら観ることができました。どうってことのない話ですが小ネタもなかなか楽しいし、ソフトな感動がちょうどよい。人の温かさがゆるくしみる小ぶりの良作。 【すべから】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-14 13:41:59) |
2.《ネタバレ》 何となくDVD借りてみたけど、いや~面白いじゃないのっ!クリスマスを過ぎた頃、世間が正月に向けてざわめく中、コタツに入って見たいほっこりとした人情喜劇ですね。小林薫の適当っぷりはさすが板についてますし、他のキャストもみんないい味出してました。コーラスうんぬんについては素人なのでわかりませんが、由紀さおりの歌には涙が出そうでしたし、時間や金銭などの制約の多い主婦達が、家族や友人の助けを借りつつコーラスに没頭し、舞台上で輝くその瞬間はとても美しいと思いました。私もコーラスやってみたいと思ってしまった~♪ 【あっち】さん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-05 16:40:59) |
1.もとが落語というだけあって、小林薫のいかにも落語の登場人物といった演技も含め、まさに落語の映像化と言っていい作品です。このいかにも落語という雰囲気を残したのが大正解。ちょっと考えれば、ストーリー展開的には、あまりにご都合主義的なところや、いくら何でもそれはないだろといったツッコミどころが多いのですが、落語的雰囲気のおかげで、それが全然気になりません。見終わった後は気の利いた人情噺を聞き終わったような気持ち良さが残ります。常にストーリーの緻密さを求める人には向かないと思いますが、多くの人に勧められる良作です。 【はやぶさ】さん [映画館(邦画)] 8点(2008-03-04 22:37:38) |