怒りの日(1943)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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怒りの日(1943)

[イカリノヒ]
Day of Wrath
(VREDENS DAG)
ビデオタイトル : 怒りの日
1943年デンマーク上映時間:93分
平均点:8.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2008-06-02)【鳥居甲斐守】さん
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監督カール・テオドール・ドライエル
脚本カール・テオドール・ドライエル
製作カール・テオドール・ドライエル
その他IMAGICA(DVD発売元)
パイオニアLDC(DVD販売元)
あらすじ
舞台設定は1623年のヨーロッパ。アブサロン牧師には歳の離れた若妻アンヌがいる。しかし牧師は、信仰上の理由からか、妻からの度重なる性的な求めに応じようとはしない。そんな時、アンヌの知り合いの老婆マーテが捕らえられ魔女裁判にかけられそうになる。マーテは牧師に救いを求めるが、牧師は頑なにそれを拒否する。するとマーテは、こともあろうにアンヌこそが魔女であるといって牧師を脅迫し始めたのであった・・・・。1947年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞受賞。
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2.《ネタバレ》 恐ろしいことこの上ないお話でした。体調が万全の時に観ることをお勧めします。
中世に吹き荒れた魔女狩りの恐ろしさは人類皆周知のところかと思います。この映画、人類史の暗黒出来事のすべてがつぶさに描かれていてしんどい。
人が人に不信を抱く連鎖の怖さ、嫌いな者を魔女と決めつけて処罰しようとする人間の心の狭隘なこと、いつ自分が指差されるかもしれないという陰鬱な社会の空気や拷問を受ける老婆の断末魔。気分が落ち込むこと必至です。
舞台となるのは牧師館。若い後妻と彼女と年の近い息子の帰還によって生じる家庭のひずみを、魔女狩り社会の暗い空気と連動させていることがエグさ倍増たらしめています。
元々そりの合わない姑と嫁の間にたつ波風のなか、若い二人の不倫が惨劇のトリガーに感じられて観ていておっかなくて、もう。
通常の時代であればモラルを逸した不倫は男女両名の責任であるでしょう。しかし魔女という烙印は女一人を徹底的に悪たらしめ、男は責任逃れをしてのける。その心変わりの酷薄なこと、姑の老獪なこと。絶望した若い女の表情、こんなに恐ろしく心の冷えるラストは他に数本しか思い浮かばないですわ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2023-01-10 16:29:17)
1.《ネタバレ》 中世ヨーロッパに吹き荒れた魔女狩りの雰囲気が非常に良く出ている作品。宗教による狂気の時代ってやつでしょうか。キリスト教の牧師って妻帯しててもいいのだろうか、と疑問に思いつつ見たんですが、そもそも肉体関係を結ばないことを条件に結婚すること自体に無理あり過ぎかと・・・。まるで不倫しろと唆しているようなもの。そのギリギリの設定が非常に良く効いていて、思わず引きずり込まれてしまいました。アンヌ役の女優リスベット・モヴィンの美しさもとても印象的。特にあの大きな瞳。悪魔的とでも言うんでしょうか。夢に出てきそうで少し恐いくらい。
鳥居甲斐守さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-06-02 22:51:58)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 8.00点
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100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
500.00%
600.00%
7125.00%
8250.00%
9125.00%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 10.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人
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