2. DVDのビニールが買ったまま、そのまんまだった。ということは、おそらく十数年ぶり二回目の鑑賞。(封切り時、2回目観に行こうとしたらもう打ち切りになてったから)
はっきり言います。精神力は肉体の力をフルに発揮させるのが限界で、それ以上の力を発揮させることは不可能です。
だから、応援の力だけで、実力差を超えてスポーツで勝たせるのは無理。
というわけで、この映画の基本的なコンセプトそのものが自分的にはだめなんだが。
いやあ、十代の少年少女が何かを一生懸命やってる姿はひたすら美しい、尊い。突っ込むを忘れてひたすら見入ってしまった。
また、応援団の時代錯誤的な所作が、ちょっとした様式美になっていてそれも楽しめた。
一番の収穫は、まあ十数年もヲタやってて今更なんだけど、ガッキーのどこに魅かれてるかはっきり認識できたこと。
正直可愛い系ではない。また端正な顔立ちだけれども典型的な美人というのには躊躇を感じる。
端正な顔立ちで表現される、生真面目さ、生硬さ、ひたむきさ そういったものにずっと魅かれてきたんだなあと、しみじみ感じられて、
観る前に感じたよりずっと楽しめた鑑賞だった。
(今の時代、映画をDVDという形で手元に持たないと気が済まないというのは、自分でもオールドタイプだと思うけれど、無作為に、あるいは何気なく選んで観た映画を楽しめるというのは、そういう人間にのみ与えられる特権だと思う。)