5.《ネタバレ》 リメイクを作成するまでに至る序盤の展開は結構無茶苦茶だし、
あのリメイク作品が1時間待ちの行列になるほど大評判になるのか?
「何だ!?このふざけたビデオは!」と苦情が全く無い?といったツッコミ所は結構あったりします。
でも“映画愛の映画”に弱い僕としてはこの映画、やっぱり好きですねえ…。
次々と作品名が登場する段階になると映画史に残る大作も出てきますが、
初めて製作するリメイクが「ゴーストバスターズ」。
2作目は「ラッシュアワー2」という気軽に見れて笑える映画から登場する流れもいいじゃないですか。
みんな、もっと気軽に映画見ようよ。映画館に行こうよ。そんな単純なメッセージが聞こえてきそうです。
映画のテンションはいつもの典型的ジャック・ブラック映画です。
時代の流れと共に街も変わっていき、愛した建物も取り壊される危機に直面する。
一時代を築いたVHSの時代が終わりを告げようとしている。
何かを守るために、誰かのために必死にがんばる。
少々ダサくもあるんですが、そんな男をコミカルに演じさせると他の誰にも無い、この人ならではの味があります。
そしてラストは感動させてもらえるとは思わなかった。
みんなで同じ映画を見る、その表情が実にいい。
気が付けば、周りには人が一杯。同じ空間で同じ映画を見て一緒に笑ったり感動したり。
映画館で映画を見ることの素晴らしさを感じずにいられない、映画愛にあふれたラストシーンでした。