1.《ネタバレ》 素直に面白かった。ヒロインであるリズに対する殺人鬼の生々しい残虐行為は正直、少し退屈しかけた後半で無くなりかけた集中力を一気に目覚めさせてくれた。自分の中で「ヒロインは助かる、もしくは傷つかない」という定義を気持ち良い位に裏切ってくれた、ヒロインに対する仕打ちが格別印象に残る。ただ折角『木偶人形』にしたのに、リズの「その後」の描写が無かったのが非常に残念だ。アメリカ映画で治安の悪い都市が舞台の映画を見てもアメリカへは行きたいと思うが、これはマジオーストラリア(田舎)に行くのを躊躇してしまうぞ。オーストラリアが「誰もオーストラリアへ行きたがらなくなる」映画を作ってどうする?映画は面白かったけどね。