5.私は「ワールド・プレミア上映版」という2時間40分バージョンを観たのですが、いやいや、インディ・ジョーンズ顔負けって感じのゲイリー・クーパー、ヒロインのイングリット・バーグマン、最高でした。
1943年製作。当時の日本は戦争の最中だったことを考えると、よくもまあ、どっちが勝利するかも分からずに、ナチスドイツ、イタリアを敵に回した映画なんてつくったなぁと感心してしまいます。
セットでの撮影も多かったですが、戦車など本物の迫力は見ごたえがあります。
主人公二人のメロドラマが目立つと、よく言われていますが、この時代に遠まわしに残虐行為を表現するバーグマンのセリフはとても重々しく感じます。
原作のヘミングウェイが本作に酷評をしたそうですが、ハリウッド映画とはこれだ!という強いインパクトがあって、私的にはとても感動させられました。