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兄とその妹(1939)

[アニトソノイモウト]
A Brother and His Younger Sister
1939年上映時間:101分
平均点:6.12 / 10(Review 8人) (点数分布表示)
公開開始日(1939-04-01)
ドラマモノクロ映画
新規登録(2009-10-15)【にじばぶ】さん
タイトル情報更新(2012-09-28)【ESPERANZA】さん
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監督島津保次郎
キャスト佐分利信(男優)間宮敬介
桑野通子(女優)文子
三宅邦子(女優)あき子
河村黎吉(男優)行田富士夫
水島亮太郎(男優)志村荘六
坂本武(男優)有田新造
上原謙(男優)有田道夫
笠智衆(男優)内海清三郎
菅井一郎(男優)荒川清
奈良真養(男優)林要吉
小林十九二(男優)沢田英二
草香田鶴子(女優)
脚本島津保次郎
音楽早乙女光
撮影生方敏夫
配給松竹
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1.《ネタバレ》 以前録画して長らくみていなかったので、消そうかと思い確認のため見始めたら
意外にも面白く、最後まで見てしまいました。
平凡なタイトルに、最初の10分ぐらいは平凡に見える家庭そのもの…
やっぱり消そうと思ったところで、妹の出勤服を見てびっくり。
さらに、その出勤風景、妹の仕事ぶりと驚きの連続でした。
1939当時、彼女は相当なキャリアウーマンだった筈で、
しかも、英語能力は上司の日本語をその場でビジネス英語でタイプ。
現在でも、これだけの技能を持った人は男女関係なくそうはいません。
兄の方はずっと木訥とした感じですが、
妹は正反対。主人公はいわば彼女で、当時の観客には相当インパクトがあったと思います。

先日、小津の「生まれては見たけれど…」をテレビで再見し、
それと合わせて考えると、1930年代は僕等が想像しているより遥かにサラリーマン生活が定着していて、それが前提の物語です。
社内での誤解や嫉妬で、会社を何度も飛び出す兄。
最後には、満州を目指しますが、
一般の人間にとっては満州は、チャンスの土地で、
現代のアジアと同じ感じだった。
(この辺りの編集表現は同じ頃製作された「新しき土」と較べるとはっきり違いがわかります)
中国も十年前はマスコミ、経済界こぞってそういっていましたが、
今では雰囲気違います。

何だか歴史は繰り返しているように思え、
兄が抱えている閉塞感は、失われた三十年間に突入の現在、
このプロットは今でも使えそうな気がします。
ろんべえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-02-16 17:48:19)
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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.12点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4225.00%
5112.50%
600.00%
7450.00%
8112.50%
900.00%
1000.00%

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