ボーイズ・オン・ザ・ランのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ボーイズ・オン・ザ・ラン

[ボーイズオンザラン]
2009年上映時間:114分
平均点:7.12 / 10(Review 34人) (点数分布表示)
公開開始日(2010-01-30)
ドラマラブストーリーコメディ青春もの漫画の映画化
新規登録(2010-02-01)【すべから】さん
タイトル情報更新(2024-11-09)【イニシャルK】さん
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監督三浦大輔
助監督滝本憲吾
キャスト峯田和伸(男優)田西敏行
黒川芽以(女優)植村ちはる
松田龍平(男優)青山
YOU(女優)しほ
リリー・フランキー(男優)斉田産業社長
小林薫(男優)鈴木さん
でんでん(男優)田中
尾上寛之(男優)矢野
遠藤雄弥(男優)内木
岩松了(男優)マンモス部長
米村亮太朗(男優)迎賓館店長
土井よしお(男優)
原作花沢健吾「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(小学館)
脚本三浦大輔
撮影木村信也
製作ファントム・フィルム(ボーイズ・オン・ザ・ラン製作委員会)
小学館(ボーイズ・オン・ザ・ラン製作委員会)
配給ファントム・フィルム
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7.《ネタバレ》 原作漫画は未読で、正直前半の下品な感じに先が思いやられたが、電話での宣戦布告から一気にボルテージが上がった。あしたのジョー(も、よくは知らないけど)ばりに熱血スポ魂モノみたいで燃えないわけにはいかない、ビールばっかり飲んでたおっさんの本気も凄くいい、だんだん様になってくる田西、必殺・名刺作戦も考えて、いよいよ青山をボコボコにする時が来たのだ! と、思ったら、人生甘くないな~。見事に返り討ちに遭いボコボコ、しかもその後ちはるにとどめの一言を食らって涙目という凄いオチなのに、不思議と後味の悪さは無かった。雑草魂を持った田西は立ち直ると思えたし、「大脱走」じゃないけど、何かに真剣になってた時期は後から考えると凄く良い日々になるんだよな~。殴られても踏んづけられても田西みたいに強く生きていけたら・・・ そんな風に思いました。
リーム555さん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-17 23:46:07)(良:3票)
6.無様な男と、無様な女、そのありのままの「無様さ」を“綺麗ごと”なんて完全無視して描きつけた“ヘン”な青春映画だった。

主人公は玩具メーカーのうだつが上がらない29歳の営業マン。援交相手の醜女に逆切れされ、憧れの同僚とはいい感じになりつつも、肝心なところで大失態を繰り返し、挙げ句ライバル営業マンに寝取られる始末……。
最初から最後まで汚れまくりで、良いことなんてほとんどない。

実は、自分自身29歳の営業マン。仕事の合間にネクタイを締めたままこの映画を観ていた。
“イタイ”主人公の姿に笑いつつ、キワドいリアリティが突き刺さってきた。

自分がものに出来なかった女の仇を討つため、軟弱な主人公は“ブチ切れ”、鍛え上げ、「タクシードライバー」のトラヴィスと化す。

普通の青春映画であれば、主人公の「達成」をもって爽快感を導き出すのだろうけれど、普通の青春映画ではない今作は、それすらも許さない。
主人公が終始「無様」なまま、この映画は終焉する。

映画を観終わり、再び仕事に戻るため、土砂降りの中を営業車で走った。
けれど、僕の心は何故か晴れ晴れとしていた。
それは、この映画が無様で阿呆でしょうもないけれど、確かな「勇気」に溢れているからだと思う。

主人公は何も達成しない。ただただ己の小さな自分の人生を走る。その様は決して格好良くないし、転びまくる。でもその目を背けたくなる程に痛々しい等身大の姿は、問答無用に胸に迫る。
鉄腕麗人さん [DVD(邦画)] 8点(2010-10-10 02:03:50)(良:3票)
5.《ネタバレ》 田西君は誕生日の夜にデリヘルのおでぶちゃんと抱き合ってました。自分は誕生日の夜に、この映画を見てしまいました。すごい偶然です・・・。嫌になるくらい。

この映画の田西君はほんとうにかっこ悪かったと思う。
最初のうちは上から目線でくすっとなるんだけど、段々と自分と目線がシンクロしてきて、痛すぎて途中で見るのが苦痛になった。
どうにかして彼女を取り戻そうとする田西君。色々な作戦に出ます。
結婚式のスピーチも自分に酔ってる節があったと思う。
殴りこみに行く事だって、彼女の為というよりも、情けなくて無様な自分の自尊心を傷つけられたことに怒ってた節があったんじゃないかなと思う。彼女は、それを無意識的に感じてたんだと思う。だから届かなかった。

最後、お漏らしまでして無様の底辺の状態になった田西君。
駅のホームで初めて、自分を捨てて彼女にぶつかっていきます。
最後の最後に、かっこつけや、ナルシシズムなんか捨て去った本音の言葉を吐くのです。
それが、彼女の胸を打ったんだと思う。
言ってることは、卑猥で下劣でどうしようもないけれど、今まで見た映画の、どんな「愛している」という言葉より、弾丸のように胸に届いてくる愛の告白だと思った。
かっこいい男とは、無様な自分をさらけ出して、それでも勇気をだして前に走っていく奴のことなんだな。
ラスト、街を疾走していく田西君は、ナルシシズムに溺れたままのタクシードライバーのトラヴィスなんかより、最高にかっこよく見えました。
Nujabestさん [DVD(邦画)] 8点(2010-11-24 02:41:09)(良:2票)
4.《ネタバレ》 砂場の決闘で田西が勝っていたら5点を付けていたかな。
負けたからこその8点をつけさせていただきます。

超絶リアリティ映画。
いるよね、青山みたいな嫌な野郎。
だけど、現実世界では青山みたいな野郎がいいとこだけを持っていくんだよね。
でもこの世は弱肉強食だから仕方ないんだよね。

それよりね、田西みたいに必死に生きる事こそが大事なんだよ。
それが何より大事。
逃げない強い気持ち。
自分より強い奴に立ち向かう勇気。
これこそが、男の生き様だよ。
この映画は、そんな生き様を表現した数少ない良い映画。
ありがとう!
にじばぶさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-06-27 02:16:05)(良:1票)
3.《ネタバレ》  痛々しく、生々しく・・・なんと言うか日々自問自答していることを映像化され、晒されているようでとてもキツい作品でした。まあ、主人公役の峯田が惨めったらしくはあるものの非常にロックの魂を感じさせる演技だったのでまだ救われましたけどね。これで、本当に冴えない奴が演じてたら悶絶してたかもしれませんw

 敵役の松田龍平も良い演技してましたね。確かにいるんですよ、こういう奴・・・(以下略)

 何というか、この世界観はキツいけれども非常に共感できますね。原作は未読ですが、一度読んでみようかと思いました。

TMさん [DVD(邦画)] 8点(2011-06-22 23:37:00)(良:1票)
2.田西ってさ、3日前の俺じゃん(笑)。だからって訳じゃないけど、田西を笑う人間は許せない。
ていうか、なんなんだマンモス商事の奴等。まともな人間はいないのか。
その辺含め、ときどき漫画剥き出しになる描写はあまり好みではなかったのだが。。
まあ人間なんて、みんなちっぽけで、もがいてるんだ。したり顔で見下す側になるより、空回りでも刃向かってくほうがマシ。
田西はカッコいいよ。男だ。確かに鈍い。でも、分からんかね。田西の胸の内が。
誰もお前のために戦ってない。男のプライド。
気付けよ。
走り出した田西には、もう追いつけないだろうけれど。
xxxさん [映画館(邦画)] 8点(2010-03-20 00:33:05)(良:1票)
1.うーん!主人公と自分と重ね合わせて、おれのほうがもっと悲惨だとおもう。だって、この主人公のような体験ゼンゼンないもん!すげー、いい環境の会社や、ひとたちだし、ヒロインもかわいくてエロだし。でも、結局これは、主人公自身の性格がこの環境を呼び寄せてるんだよなあ。ようするに、ホントに鬱屈した若者っていうのは、この主人公、以前の問題なのだ。そうでなけりゃ、ニッポンは少児化なんかにゃならねえよ。オレを含めて走り出していないって事。最後の電車ホームでの主人公のセリフに笑いながら泣けた!!!
男ザンパノさん [映画館(邦画)] 8点(2010-03-03 22:05:19)
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【点数情報】

Review人数 34人
平均点数 7.12点
000.00%
100.00%
212.94%
312.94%
400.00%
5411.76%
6617.65%
7617.65%
8720.59%
9720.59%
1025.88%

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