4.《ネタバレ》 とても見ごたえのあるSFホラーであった。
どの物語も素晴らしいオムニバスホラーでした。
作品を観るまで気づかなかったけど、僕は幼少の頃にこの作品を観たことがあって、特に【第3話】は強いトラウマとしてずっと僕の心に残っていて、あの変な雰囲気をよく思い出しました。
それは”変な顔をした少女がテレビに向かっている場面”なのですが、「あれは何だったのだろう!?」と悩んでいたのですが、まさかコレだったとは!幼少の自分にはかなりショッキングでした。
【第1話】もし僕が相手を差別したら、必ず同じ形で差別されるときが来るんだなぁ、と。
自分が他人にした事、他人に言った事、思った事が、今の自分に起こっているんだなぁと思いました。
【第2話】スピルバーグらしい、夢を与えてくれる作品でした。シャイニングに出ていたコックの黒人さんだと思いますが、とても良い雰囲気を出していました。序盤で、息子が父親に躊躇いながら頬にキスをする場面はうまいなと思いました。やりきれない感じが伝わってきます。残された老人から哀愁が伝わってきました。
【第3話】これはなんだか歪んでいて怖いです。シュールです!女優が美人さんでした。
アメリカのクレイジーなアニメが狂った感じを助長しているように思います。
【第4話】主人公の精神状態が良く表れていたと思います。憔悴した感じが凄かったです。
凄く迫力があって良かったです。肩に力が入りました。飛行機に乗る前は観ない方が良いでしょう。ああいうふうに飛行機の機械にイタズラをしたがる悪魔は本当にいるらしくて、この作品ではそれが題材になっているらしいです。
どのストーリーも次元を超えたような話で(タイムスリップだったり、時空が歪んでいたりで、、、)、それが4つもあるので、僕まで時空を旅したかのようです。
でも、映画を観るということは「心」が旅をしているんだと思います。
自分の「魂」が肉体を離れて画面の登場人物に移入し、登場人物たちと一緒に冒険するんだと思います。(魂が登場人物に移入できればファンタジーもホラーもSFも仮体験できるんです)
僕にとって映画は魂の、心の小旅行なんです。(この作品で改めてそう思った)