人狼ゲームのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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人狼ゲーム

[ジンロウゲーム]
2013年上映時間:110分
平均点:6.56 / 10(Review 9人) (点数分布表示)
公開開始日(2013-10-26)
ホラーサスペンスシリーズもの小説の映画化
新規登録(2014-03-13)【あろえりーな】さん
タイトル情報更新(2024-01-21)【かっぱ堰】さん
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監督熊坂出
キャスト桜庭ななみ(女優)仁科愛梨
太賀(男優)多田友宏
竹富聖花(女優)井上このみ
岡山天音(男優)町村誠一郎
梶原ひかり(女優)猪瀬尚子
藤原薫(男優)川崎文隆
入江甚儀(男優)藤木毅
藤井美菜(女優)井上真理絵
原作川上亮「人狼ゲーム」(竹書房文庫)
脚本熊坂出
川上亮
あらすじ
村人に紛れた人狼を探し出し、投票で吊るせ。夜な夜な人狼に襲われ、村人が全滅してしまう前に。そんな人気『人狼ゲーム』を“リアル”で行う狂ったゲームに参加を余儀なくされた10人の高校生。果たしてゲームの結末は如何に。生き残るのは誰だ?主演は元bump.yの桜庭ななみ。
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4.《ネタバレ》  サスペンスフルな展開。
 さまざまなタイプの駆け引きや心理戦。
 実は初めから張られていた伏線。
 人狼ゲームというゲームそのものも面白い。
 好き嫌い分かれそうな映画ではありますが、個人的にはかなり面白かったです。
 自分が処刑されるとなったとき、パニックになり、大声で泣き叫ぶのはOK。でも序盤なのに、主人公の愛梨がぎゃーぎゃー言うのは過剰でちょっとうるさかった。気になったのはそこくらいですかね。
 それと整合性で言うなら、『妹を生かしたかっただけ』なら、6人になったとき姉が町村誠一郎を人狼と言うのはおかしい。
 それで町村誠一郎が処刑された翌日に、自分が人狼だと名乗り出れば、もう一人の人狼から妹が殺されるリスクができてしまう。
 ・・・と思ったのですが、どうでしょう?
 ラストなぜ多田は銃を使わなかったのか、そこだけがよくわかりません。
 なんにせよ、ただスリリングな展開を楽しむだけでなく、いろいろ考えながら見られるのでそれがとても面白かった。
 最後まで見た後、もう一度最初から見返してみたら、なるほど、2週目のプレイヤー2人は確かに最後に出てきていますね。
 伏線の張り方も何気にうまい作品です。
たきたてさん [DVD(邦画)] 8点(2024-04-16 02:59:13)(良:1票)
3.《ネタバレ》 この手の作品にリアリティを求めるのは間違ってるのかも知れない。
一応、ゲームに強制参加させられるようにお膳立てされているけど、リアリティはない。
なので、単純にゲームとして楽しむのが正解なのかも知れない。
殺し合うシーンとか無視して、誰が人狼なんだろうって目線で観賞したら結構面白かった。
序盤は主人公がネガティブでゲーム的な面白味は弱かったけど、少しずつ受け入れてポジティブになってくのが良かった。
誕生日ならキスさせてくれる女子がこの世に存在してると思うと生きる望みを感じる。
ラストのオチも意外性があって良かったし、直ぐに最初から見直してみたら、ちゃんとそうなってたので納得した。
預言のやり方を知ってた理由もわかってスッキリしました。
こういった2回見ると面白い構成になってる作品は好きです。
勝者には気の毒だけど、続きがとても気になります。
もとやさん [インターネット(邦画)] 8点(2021-04-22 17:40:33)(良:1票)
2.《ネタバレ》 数多存在するB級(以下の)邦画シチュエーションスリラーと寸分違わぬパッケージ。正直全く期待していませんでした。ところがどうでしょう。これが見応え十分の力作だったのです。徹底的にBGMを排し、お化け屋敷的ドッキリに頼らぬ真摯なサスペンス演出。若手俳優のリアリティを担保した熱演。元ゲームの醍醐味をスポイルせず単純化し、敷居を低くしたルール設定。そして何より物語で魅せてくれました。主人公は“平和ボケの日本人”を体現する女子高生。観客もまた唯一カード(村人)が明かされた彼女の立場で、ゲームに強制参加させられる仕組みです。彼女の精神的な成長を主軸に置いた事で、キワモノホラーの中でドラマ性が際立ちました(彼女に多少イライラするくらいが、また丁度良い匙加減です)。また“実は主人公が人狼でした”なんてありきたりな、でも手軽に衝撃を与えられる結末をハナから放棄したことも評価します。ストーリーで勝負する決意の証ですから。プレイヤーの中に血縁者を配した仕掛けが値千金と考えます。家族愛が単なる“殺し合い”を超えた“騙しあい”に繋がりました。もしあなたが“人狼A”の立場なら、どのように葛藤し、どう行動するか、是非自分自身に置き換えてみてください。決着のつけ方にも美しさを感じます。“人狼B”の選択、いや生き様に胸を打たれました。最後の村人殺害に武器を使わなかったこと、そして決死の全力疾走。尊厳と覚悟の輝きが其処にはありました。これは掘り出し物。個人的には『口裂け女2』以来の衝撃です。まさに“人間の皮を被った狼”ならぬ“駄作の皮を被った佳作”であったと思います。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2015-01-24 21:29:39)(良:1票)
1.《ネタバレ》 [2017-10-29再視聴による改訂]
現時点で6作まで続いているシリーズの第1作である。改めて見ると特徴が見える気もする。
そもそもこういうゲームを小説化なり映画化して本物の人間が死ぬ物語を作ったからには、良識人が眉を顰めるタイプの創作物になっているのは間違いない。台詞にあった「アリとクモを戦わせて遊んでる」ガキ向けのような企画だが、しかしそういう枠組みを逆用して、見事にヒューマニスティックなドラマを作ったのは大人の仕事である。

主人公は最初の事件のせいもあって現実に適応できないままで経過するが、後半に入って親友の幻影を見たことでやっと覚悟が決まったらしい。このこと自体は前進ではあるが、ただ本人の話を聞くと理屈先行で少し行き過ぎたところがあったようで、そこを補正して妥当な見解に落ち着かせたのが新しい友人(恋人)の男だったように見える。これまでずっと主人公を助けてくれていたという親友の役割を、この男が引き継いだというのは台詞にもあったとおりである。
誰も殺さない+自分も死にたくない、というのが許されない状況で、自己保全のための利己主義が正当化されるのは当然だろうが、しかし自分のことしか考えないのが当然ということにもならない。この物語では、利己主義を超えたところにある人間の情(姉妹愛と恋愛感情?)が計2人を生き延びさせたのであり、逆にこの2人が死者の思いを背負う形で、これから生き抜いていく務めを課せられたのだと思われる。男が最後に人としての矜持を見せたのもよかった。
ちなみに映画を見ていて主人公を腹立たしく思った観客も、本当にこの状況になれば主人公と同じになる可能性があり、それは劇中出ていた戦争の話のとおりと思われる。そういうレベルから初めることで、普通人がこの手の話に感じる心理的抵抗に一定の整理をつけたことにより、以降の続編を見るための基盤が整備されたという意義づけもできなくはない。まあ純粋にこのゲームの愛好者とか、単純に人殺しの映画を好む向きには満足できないだろうが。

なおこのシリーズは現在も若手役者の熱演で知られているが、この第1作では後に残る役ほど感情の爆発を強いられる構造だったようである。井上姉妹のこのみちゃんが主人公を殴り返す場面は毎度少し驚く。
また藤木毅役の入江甚儀という役者は、自分としては最初にこの映画で見たのが原因で今も悪人イメージが残っているが(この男が「ヤクザ」扱いされていたのは笑った)、しかし改めて見たところ、粗暴なように見えてちゃんと思慮もあり人情もあることがわかってこの人物を見直した。後のシリーズに出る一部の連中よりよほどまともである。
ほか細かいことだが誕生日という趣向は悪くない(少し切ない)。月を映して人物を見せないのは奥ゆかしい。
かっぱ堰さん [DVD(邦画)] 8点(2015-02-16 23:23:24)
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【点数情報】

Review人数 9人
平均点数 6.56点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4111.11%
5222.22%
6111.11%
7111.11%
8444.44%
900.00%
1000.00%

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