6.《ネタバレ》 前作の『EUROMISSION』より良かったが、『MEGAMAX』には敵わないという印象。それでも『MEGAMAX』に匹敵する面白さということで8点。
今作では、より少年漫画のようなノリが強くなりました。
主人公メンバーにそれぞれ因縁の相手みたいなのができます。
『ドムVデッカード』。『ブライアン』VS『キエット』。レティやテジにも少しではありますが、見せ場があって嬉しい。
お気に入りのローマン・ピアースだけが、完全にお笑い担当に成り下がっちゃってますね。それはそれで良いのですが、彼にもお笑い以外での見せ場が欲しいところです。
今作は車だけでなく、格闘シーンも今までで一番スピード感を感じます。
カーレースも相変わらずの迫力。初期の頃が懐かしくなるくらい何でもありの世界へ。そろそろネタも尽きるのではないかと思っていたのですが、無人戦闘機と公道でバトルさせるとは恐れ入ります。
ストーリーはゴリ押しも良いところで、ここまでくると笑っちゃいますね。
デッカード・ショウを探すために危険を冒して『神の目』と『ラムジー』を奪還するドミニクチーム。
そしてその奪還ミッションの最中に襲い掛かるデッカード。
ん?何かおかしくないですか?デッカードいるやん。・・・とか考えたらダメなんでしょうね。これは考えたら負けですね。
まあ結果、奪還ミッションのせいでいたずらに敵を増やしただけっていうのが笑ってしまいますが。
このシリーズでストーリーにつっこみを入れるのはもはやご法度であり野暮ってもんでしょう。
細かいところも細かくないところも、海のように広い心でさらっと受け流し、数々のアクションを何も考えずに楽しんでいれば、こんなに面白いシリーズはないんですから。
それにしてもデッカード、まるでターミネーターみたいです。