12.《ネタバレ》 私がシドニー・ルメットのファンだということを差し引いても、こんな映画を悪くは書けない。
でもまあ悪いところも書きます。
最初のシーンからパーティのシーンそこまでを除く、
軍事会議までがいやにだるいのです。映画的ではない。
つまり面白くない。ただし、悪いところはその中半だけであとは満点に近い。
キューブリックの博士と私情抜きで比べるためどちらも2回見ました。
いやなんでそこまでといっても・・ほとんど良く似た映画だからです。
似てる・・もちろん捉え方はまるで違うのだけれども・・
さらにまたよく似せてしまったのが訴訟問題後、コロムビア映画が両方の上映権を持った。
同じ会社から配給されてたなんて・・(なんか怪しいコロムビア)
題材が題材なだけにこちらを8点にしました。満点にはできません。
好きな題材ではないから。
この映画はすごいです。ラストの衝撃がすごいということは調べていたのですが、
どういう衝撃か知ってしまうと面白くないのでそこまでは調べなかった。
けど2回目見てもまだ衝撃でした・・
よく私ネタバレしますが、コレはふせておきますね。
ちょっとマニアックな映画なので見てない人も多いと思うので・・
ヒントは、昔の映画は最初と最後がつながっている・・
最初に出てくるのはニューヨークシティの闘牛場です。
う~んまた見たくなってきた・・でも売ってない。
十二人の怒れる男でも有名な、ヘンリー・フォンダが大統領をやっています。
うまいです。でもその隣に座っていた通訳の俳優が気になりました。
あの役は難しい。座ったまま感情を示して同時通訳しないといけない。
俳優の鬼気迫る演技もすごかったけれど、緊迫感が怖くて
1回目に鑑賞した途中でもういやになったほど・・
うわ、じわじわと絞められてるようなキツイ映画だと。
割り切ってホラーやサスペンスと思って見たらなんてことないのだけれど、
実は本物の戦闘機に乗って演技している俳優や、
事務仕事のように冷静に分析する政治家役。
リアルすぎて演技かどうかわからないくらいでした。
で、終わった結果「戦争はよくない!」と思うしかなかった。
こういう真面目な作りの映画を観るとしばらく戦争娯楽映画が観れない。
ので・・キューブリックの映画でまた平和ボケに戻ろう・・!?