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オー・ルーシー!

[オールーシー]
Oh Lucy!
2017年上映時間:95分
平均点:6.00 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
公開開始日(2018-04-28)
ドラマコメディリメイク
新規登録(2018-02-28)【皐月Goro】さん
タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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キャスト寺島しのぶ(女優)節子
南果歩(女優)綾子
忽那汐里(女優)美花
役所広司(男優)小森/トム
ジョシュ・ハートネット(男優)ジョン
井上肇(男優)部長
製作総指揮ウィル・フェレル
アダム・マッケイ
あらすじ
節子(寺島しのぶ)は姪の美花(忽那汐里)に請われて英会話教室の受講体験へ。そこで講師のジョン(ジョシュ・ハートネット)と出会う。金髪ウィッグを被り、ルーシーと名付けられた節子は、ジョンのスキンシップ満載の英会話授業に心ときめかす。そんな折、ジョンは突然英会話教室を辞め、美花と連れだって渡米してしまう。美花の母であり、節子の姉である綾子(南果歩)と共に、美花(?)を探すためにカリフォルニアへ飛ぶ節子。さて、節子はアメリカの地で2人と出会うことが出来るのでしょうか。そして節子の国境を越えた恋の結末とは?
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1.《ネタバレ》 (長文失礼します)ダイナーでジョンとハグした時のルーシーの顔!目を見開き、唇を結ぶ様は、まるで子供の顔でした。実を言うと、私の二女も同じ顔をするのです。ハグというより、一方的な抱き付き。ここからは私の妄想です。もし節子が、当時も同じような顔で彼氏に抱き付いていたとしたら・・・。彼は尻込みしたのかもしれません。彼女の全てを受け止める度量が、若い彼氏には無かったのではないかと。だからと言って姉に乗り換えるのは在り得ませんけども。もし大切な人を取られたくないのなら、節子は戦わなければなりませんでした。彼とも、姉とも。でもそれをしなかったから、過去の恋愛を引きずるハメに陥ってしまった気がします。モノで溢れかえった部屋は、彼女が区切りを付けられていない証。姉との関係性をみても、泣き寝入りをしたことが窺えます(当然の絶縁案件ですよ!)。その後悔の念が節子を突き動かし、ジョンをアメリカまで追わせたとも言えます。ただ、時すでに遅し。節子は四十路。ジョンにとって、彼女は恋愛対象にはなりませんでした。おそらく彼女も、年下の姪と張り合えるとは思っていないでしょう。だからこそ、ジョンと関係したことを美花に顕示したかったのだと思われます。あるいは姉への怨みを、姪へ意趣返しかも。愛のままに我儘に、節子は自分を傷つけました(ん?)。やり残した宿題。自殺の一歩手前まで追い込まれる程、必死になって、馬鹿になって、自分の人生と向き合う必要が、節子にはあったのだと思います。小森と抱き合う節子の顔は、明らかに変化しています。自分の思いを預け、相手の気持ちを受け止める。対等な抱擁でした。この恋が成就するかどうかは分かりません。しかし、この縁を引き寄せたのは、彼女が必死に足掻いた結果に違いありません。人生の希望が此処にありました。本作の表テーマが“抱擁”とするなら、裏テーマは“身投げ”でしょうか。物語冒頭の衝撃描写。列車への投身自殺は、全体を通じた伏線となっています。駅ホームに佇むお局さんを取り巻く不穏な空気。誰だって、何時だって、すぐ傍に崖があるワケです。列車に飛び込んだ男、海へ身を投げた美花、そして修羅場の人間関係に身を投じた節子。待っているのは地獄です。ただし自暴自棄で身を投げた前者に対し、節子は“自身の欲望に従い”飛び込みました。どちらも賢い選択とは言えません。でも、人としてマシなのはどちらでしょう。私は愚かな節子が愛おしく思えます。満たされない中高年女性の“リアル”を演じせたら、寺島しのぶの上手さは抜きん出ています。見事なまでの“閉塞感”。凄い女優さんです。ルーシーは、あなたの横にいる、あるいは、あなた自身。だから沁みるのです。(以下余談)映画ポスターコレクターとしての視点。センスが悪いことでは定評がある邦画ポスターの中にあって、本作のデザインは上等です。あのシーンを切り取るとは。メッセージ性、インパクト、ともに抜群でした。というより、ポスターデザイン先行で該当シーンを挿入した気さえしてしまいますが。
目隠シストさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2019-01-30 00:29:27)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 6.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4125.00%
500.00%
6250.00%
700.00%
8125.00%
900.00%
1000.00%

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