1.《ネタバレ》 一着の夜会服をめぐり袖を通す各人の運命を描く6つの連作ドラマ。シャルル・ボワイエとエドワード・G・ロビンソン共演に小躍りする思いだった当てが外れたものの魅力全開の両者を堪能出来ました。
1話:舞台役者と不倫相手の人妻とその亭主(トーマス・ミッチェルの怪演が光る)三人の対決に息が詰まりっ放し。ボワイエの気品に満ち溢れ且つ自信に満ち溢れる台詞回しにウットリと。
2話:苦手なヘンリー・フォンダによるラブコメに拍子抜けで淡々と眺める。
3話:落語の人情噺の作風で聴衆が夜会服を脱いでゆくシーンに胸熱。
4話:大学同窓会に出席したルンペンに落ちぶれた弁護士の人生ドラマ。圧巻。子供達に「気が多い」と言われる敬愛する方々の中で東の横綱はエドワード・G・ロビンソンだと実感しました。人間が持つ感情一つ一つを迫真の演技で見せてくれるその表情に感無量。ラストショットに胸激熱に。
5話・6話:4話が強烈過ぎて蛇足に思えました。再見すれば考えが変わるかもしれません。