4.《ネタバレ》 レビュー数は少ないものの高評価なので隠れた名作と期待して鑑賞。
法廷ものとしてはシンプルでした、難解過ぎるのは苦手なので助かりました。黙秘を続ける被告を紐ほどいて、酌量の余地を探りつつ正義を問う展開は秀逸でした。ドイツって事でおよその展開はふわっと予測できてしまうけどそんなことは全く気にならない。
ナチに対する禁忌は正直わからないけど、発覚したシーンでの傍聴席の反応で知る事が出来たのかもしれない。
最近観たニュースで、収容所のタイピスト?97歳のおばあさんが有罪になっているとの記事を見て、異常に思える執拗さに感じた。もし自分がその状況に置かれたとして有罪とならない行動ができたか?と言われるとおそらく無理だろうと思う。法律はある程度納得できる基準の様な物なのでそう思えない場合はどこか捻じれているのだと思う。