1.《ネタバレ》 こちらで登録されていなかったので、マイナーな作品だと思いあまり期待はしていなかったのですが、当たりでした。
ネタバレレビューを書く人間が言うことではありませんが、これは予備知識なしで見るのが良いでしょう。
とゆーことで、少しでもこの映画に興味がある方はここから先は読まないでください。
まず、これと似たような映画はあります。
既視感を感じますが、既視感を感じたとしても面白い作品です。
そして既視感を感じたとしても、騙される人は騙されるでしょう。
どちらにせよ、韓国映画お得意の、『真相は闇の中』ってな感じでふわっと終わる作品でないことは確かです。白黒はっきりつけてくれます。
ちりばめられたエピソードも、脇に配置された人物も、無駄だと思えるものはほとんどありません。みんな良い仕事しています。
検察組織や警察組織の描きかたはうまかったですね。こーゆー公権力の嫌な部分を描くことで、まんまとミスリードされてしまうわけです。そう考えると、冒頭なんて抜群に上手い導入と言えそうです。
母親の存在、過去の事件を追っかける退職刑事、そのすべてがミスリードに一役買っちゃって。
ああ、まんまとやられましたよ。