ロスト・チルドレンのシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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ロスト・チルドレン

[ロストチルドレン]
La Cite Des Enfants Perdus
1995年スペイン上映時間:112分
平均点:7.35 / 10(Review 80人) (点数分布表示)
SFファンタジー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-05-30)【イニシャルK】さん
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監督ジャン=ピエール・ジュネ
マルク・キャロ
キャストロン・パールマン(男優)ワン
ジュディット・ビッテ(女優)ミエット
ドミニク・ピノン(男優)潜水夫(博士)/6人のクローン
ジャン=クロード・ドレフュス(男優)蚤の調教師 マルチェロ
マルク・キャロ(男優)アンジ・ジョセフ
マチュー・カソヴィッツ(男優)(ノン・クレジット)
ジャン=ルイ・トランティニャンイルヴィン
脚本ジャン=ピエール・ジュネ
マルク・キャロ
ギョーム・ローラン(追加脚本)
音楽アンジェロ・バダラメンティ
撮影ダリウス・コンジ
製作クローディー・オサール
配給日本ヘラルド
美術マルク・キャロ(プロダクション・デザイン)
ジャン・ラバス(プロダクション・デザイン)
アリーヌ・ボネット(セット装飾)
衣装ジャン=ポール・ゴルチエデザイン
編集エルヴェ・シュネイ
あらすじ
何処とは言わない。何時とも言わない。掃溜のような、御伽話のような、古い古い石造りの港街に、見世物の怪力男ワンが住んでいる。街では幼い子供の誘拐が続いている。ワンの幼い弟もさらわれた。だが偶然出会った孤児ミエットが、やがて知恵の足りないワンを補うように、運命を共にし始めた。親子でもない。恋人でもない。この純な絆の素人探偵二人が、腐り切った世界を駆け抜けて、やがて驚愕の犯人へと迫って行く…あらゆる物語ジャンルの混在を許した、懐旧+奇想=闇鍋ファンタジー。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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20.《ネタバレ》 天才科学者Aは、海上の基地で生命を創り上げた。妻にすべき美女を造ったが、小女になってしまった。6体のクローンを造ったが、1体は眠り病、4体はおばかさん、1体(ボス)は知能は優秀だが夢を見ることができないので、老化速度が異様に早いという欠陥があった。更に自分の分身として頭痛持ちの脳髄(叔父)を造った。ボスは反乱してAを海に投げ捨てた。Aは記憶を失い、海中の基地に隠棲するようになった。ボスは老いを怖れ「夢見装置」を開発。それには無垢な子供が必要で、夢見る子供の頭脳とシンクロするのだ。子供の誘拐は「一つ目団」にやらせている。盲人達に見えるメガネを与え、その代償として子供を貰うというシステム。子供が怖がって悪夢しか見ないので困っている。やがて怪力男ワンの弟が誘拐された。必死で探すが知能が足りないので見つからない。ワンに力を貸すのが、子供窃盗団のリーダー、ミエット。彼女は至ってクールな人生観を持つが、子供よりも純粋なワンに心魅かれて手伝う決心をする。大人と子供の役割が逆転している。だがそのことで窃盗団の首領双子姉妹から命を狙われるはめに。刺客としてノミを操る元サーカス団長が放たれる。紆余曲折を得て、子供達のいる海上基地に向かう二人。だが、記憶を取り戻したAが先乗りしていて、爆発を仕掛ける。無と無限はイコールだ、という意味不明の言葉を叫ぶ。全てを消し去ってしまいたいのだろう。ミエッタは子供を助けるために「夢見装置」にシンクロし、ボスと対決、見事助ける。全員脱出したところで基地は爆破。テーマは、老と若、美と醜。登場する大人のほとんどが醜く、子供はかわいい。それを最後の夢対決で、老と若、美と醜が逆転する姿を見せることで両者に違いがないことを証明している。夢を見ないと老いるのが早いので、夢を見て生きなさい、そのためには子供のような心を忘れてはいけませんということ。無いものねだりは無駄で、ワンとミエットはお互いに無いものを補完しあったので子供達を救出できた。涙→船がぶつかる、カニ→記憶を取り戻すなどのドミノは楽しい。ノミとオルゴールの殺人兵器、ネズミとチーズで鍵を盗むなどのオバカアイデアは愛さずにいられない。大人のための冒険ファンタジー。脚本や美術のオリジナリティは賞賛に値します。おかげで今夜はいい夢が見られそうです。
よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-19 00:47:25)(良:1票)
19.「アメリ」の監督が前に撮った映画、位にしか思ってなかったが予想以上に面白い。庭石をひっくり返したら虫が大量に出てきた時に感じる“妙に嬉しい瞬間”の連続。その白眉は「涙の一粒が船を突っ込ませる」強引な引っ張り方。陰気でグロテスクで、観てるとなんだか元気が湧いてくる。ええなあ、こういうの。
山岳蘭人さん 8点(2002-06-08 19:41:50)(良:1票)
18.《ネタバレ》 濃密に完成された世界に魅せられてしまった。実はジュネ監督の「アメリ」も「デリカテッセン」も肌に合わなかったので全く期待しないでの鑑賞だったのですが。
なんて毒々しいまでに甘いんだろう。描きこまれた絵本をパラパラとめくるのに近い心持ちでした。輝くリンゴ。海の緑色。女の子の赤いスカート。金糸銀糸で織り込まれた大ボスのジャケット。暗いけれど艶がかってるような、あの画面はどうやって撮るのだろう。
クリーチャーと言った方が近い大人たちと、対比をなすように天使のように美しい子供たち。
気色悪くて魅惑的で映画酔いしそうです。好きな人とそうでない派に二分される作品でありましょう。
だいたいね、向こうのオモチャってそもそも可愛くないというか。冒頭から登場の近衛兵の人形、あの顔怖いなあ。
tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-07-01 22:34:36)
17.暗そうだが、案外爽やか? 不思議なSFチックおとぎ話。
湿気の強いダークな世界観、映像は完璧で文句なし。
美しい少女と奇怪なキャラクター達も素晴らしく、アイデアに満ち溢れている。
悪役側の設定が入り組んでいて、映像に見とれている間にちょっと置いてかれてしまった。
それでも、もう一回観てみたいという気にさせる魅力のある作品。
すべからさん [DVD(字幕)] 8点(2010-01-17 23:47:17)
16.初見時全く話が見えてこず一緒に見た友達二人は大ブーイング。私だけすごい世界観だなと感嘆してたのですが、友達からはこんな変態映画見せやがってと随分怒られたものです。その後私一人でこっそりともう一度見直してみたところ、今度は話を追う必要がなく独自の色使い、風景、変な人物描写を堪能することができ、その魅力に完全にノックアウトされました。2度目は早送りしながら見ようと思っていたのですが、どのシーンも魅力的でとばす部分がなく結局そのまま見続けました。監督が自分の感性一発勝負で突っ走ったようなこういう作品は大好きです。
54dayoさん [DVD(字幕)] 8点(2009-10-21 21:59:20)
15.《ネタバレ》 グロく、かつ美麗。ストーリーは思ってたよりあっさりしてたけど映像だけで頭がくらくらしました。結果、これで正解なんだな・・・話まで込み入ってたら評価できなかったかも。「ボス」が酷く悪人みたいな扱いでしたがなんか気の毒で;脳ミソは助かったのにねえ。そこがちょっと気に掛かりました。
しぎこさん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-28 18:40:09)
14.不思議な映画ですねぇ。ワン友達にそっくり。もう一回観たらもっと好きになりそう。
太郎さん 8点(2004-09-14 11:51:15)
13.ジャン・ピエール・ジュネ節炸裂です。こういう世界観が好きな人なら、間違いなくハマると思います。ドミニク・ピノンは、スティーブ・ブシェーミと並んで、俺が是非使いたい役者の一人です。
金子淳さん 8点(2004-07-27 15:59:10)
12.《ネタバレ》 はっきりいってストーリーは分かりにくい。あまりにも強烈なキャラクターが多いのでストーリーに集中できないというのが正解かもしれない。(特にあの二人組のおばちゃんが料理するシーンなんか画面に釘づけで字幕全然読んでなかった。)また映像もユーモアがあって、かなりの美術的センスを感じた。そんなこんなで、お話よりも目で楽しむ映画ではないかと思ったわけで…。特にあの女の子は美しすぎる。
ぷりんぐるしゅさん 8点(2004-04-27 17:52:49)
11.ジュネの、この世界観が好きじゃない人はこの映画も好きじゃないと思うんですが、私は大好きです。
ストーリーはグリム兄弟の童話にありそうなのを現代(近未来?)版にしたように思いました。
でも汚い下水道のシーンでもなぜか絵のように綺麗に見える映像、なんとも不思議な雰囲気に浸れて好きです。
パールマンとヴィッティ、この二人は見てて心が温かくなりました。
HΛLさん 8点(2004-01-05 00:35:38)
10.ジャン=ピエール・ジュネの悪趣味なファンタジー世界が何と言うか、素晴らしい。ドロドロとした映像世界の中で繰り広げられる童話のような物語に引き込まれる。等身大で怪人を演じたロン・パールマンの存在感が映像に映える。
鉄腕麗人さん 8点(2003-12-22 17:44:06)
9.子供の頃、本場の「ピノキオ」の邦訳版を読んで、挿絵のあまりの陰鬱さグロテスクさにヘコんだ記憶があります。そういう童話本来が持つ悪夢性がよく出てる感じです。溢れんばかりのイメージ、アイデア群がスゴイ。まともな判断力を持つ人間が培養液漬けの脳味噌だけというのが、またなんとも…
番茶さん 8点(2003-12-20 06:37:38)
8.《ネタバレ》 これってある意味かなり悪趣味な映画ですよね。冒頭、クリスマスのサンタさんがやって来た~♪と思っていたら、どんどん増えていって…。しかも出てくるのは常識では有り得ないような人たちばかり。最初観たときは正直あまり好きにはなれなかったのですが、最近「デリカテッセン」を観てから再見したところすっかりこの映画の虜になってしまいました。一体どこから湧いてくるのか?という奇想天外なイメージの数々に、物語を包み込む圧倒的なダーク・ファンタジーの世界。そして何と言ってもこのCGの凄さ!95年って言ったらちょっと一昔前じゃないですか、それにしてこの壮絶なまでの完成度を誇るSFXの描写。どれを取っても完璧、やはりジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロの最高傑作は個人的にこれだと思わざるを得ません。
かんたーたさん 8点(2003-09-15 15:04:50)
7.『デリカテッセン』はさすがに散漫な印象を受けましたが、本作はほどほどにストーリーがまとまってて、親しみやすくなってると思います。その一方で、悪趣味なテイストはちゃんと保たれてます。なんと言っても、特撮がほんとによく出来てますねえ。苦笑しながら観てるうちについ引込まれてしまう映画です。
鱗歌さん 8点(2003-07-05 21:06:28)
6.ジャン=ピエール・ジュネ監督のグロテスクだけどファンタジーな世界観に圧倒される。非常に芸術的でありながら娯楽性をふんだんにはらんだ映画で映画の世界に引き込まれた。「エイリアン4」のロン・パールマンが心優しい怪人を演じていて好印象。
スマイル・ペコさん 8点(2003-06-07 13:11:49)
5.ジュネワールド全開でかなりの濃度も濃いです。この世界観が好きな人ははまるでしょう。
亜流派 十五郎さん 8点(2003-05-21 01:07:43)
4.良く「細部へのこだわりを感じる」とか言いますけど、ここまで細かい映画を観たのは初めてです。ジャン=ピエール・ジュネとマルク・キャロの映像、演出、エピソードの細かさと言ったら半端じゃない。ストーリーなんてものは有って無きが如し、有るのは夢(悪夢?)の一瞬一瞬を細部まで再現したような世界観と「レオン」のナタリー・ポートマンが霞む程の美しさを振りまくジュディット・ヴィッテの(末恐ろしい)アンニュイな魅力。私にとって、脈絡や栄養を無視して好きなものだけが並べられたテーブルのようでした。なので、8点献上。
sayzinさん 8点(2002-03-12 21:13:32)
3.何の気なしに、適当にビデオを借りて来て観た。びっくりした。面白いじゃん!これ以降、ジュネの作品を見まくりました。どれも個性的でとても面白かったのですが、おとぎ話チックなこの作品が一番のお気に入りです。
Takuyaさん 8点(2002-03-10 04:07:46)
2.フツーの人は出てきません。ファンタジーなんで話の展開が読めませんがどのカットも幻想的ですばらしいの一言。赤い服の少女がひねくれているんですがすごくかわいいです。ラストではメルモちゃんばりに急成長しちゃったりします。劇中に流れるテーマソングはめちゃイイっすよ!!ちなみにこの楽曲は「橋の上の娘」でも使われていましたがこちらも超GOOD!あわせてお勧めなり。
さかQさん 8点(2001-10-24 02:18:15)
1.この美術、SFX、マジすごいよ。想像万歳だね。ほんと芸術だよ。話はよくわかんないんだけど、こういうの、僕好きですね。
あろえりーなさん 8点(2001-09-30 16:45:30)
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【点数情報】

Review人数 80人
平均点数 7.35点
011.25%
122.50%
200.00%
311.25%
433.75%
5810.00%
6911.25%
71012.50%
82025.00%
91316.25%
101316.25%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 5.00点 Review2人
4 音楽評価 4.00点 Review1人
5 感泣評価 2.50点 Review2人
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