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正欲

[セイヨク]
2023年上映時間:134分
平均点:6.50 / 10(Review 6人) (点数分布表示)
公開開始日(2023-11-10)
ドラマ小説の映画化
新規登録(2023-11-27)【Yuki2Invy】さん
タイトル情報更新(2024-07-20)【にじばぶ】さん
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監督岸善幸
キャスト稲垣吾郎(男優)寺井啓喜
新垣結衣(女優)桐生夏月
磯村勇斗(男優)佐々木佳道
佐藤寛太(男優)諸橋大也
山田真歩(女優)寺井由美
宇野祥平(男優)越川秀己
渡辺大知(男優)西山修
徳永えり(女優)那須沙保里
岩瀬亮(男優)矢田部陽平
山本浩司(俳優)(男優)夏月と佳道の中学時代の担任
原作朝井リョウ「正欲」(新潮文庫刊)
脚本港岳彦
音楽岩代太郎
作詞Vaundy「呼吸のように」
作曲Vaundy「呼吸のように」
主題歌Vaundy「呼吸のように」
製作テレビマンユニオン(「正欲」製作委員会)
ビターズ・エンド(「正欲」製作委員会)
制作テレビマンユニオン(制作プロダクション)
配給ビターズ・エンド
美術井上心平
衣装宮本まさ江
編集岸善幸
照明高坂俊秀
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2.《ネタバレ》 貴方がタイトルを見て想像した通りの内容だと思います。特殊な性的嗜好を持った人達が、社会とのかかわり方について苦悩するお話。
誰にも迷惑をかけてないならいいじゃん、水に興奮しようが車のリアビューに下半身が反応しようが、胸を張って生きろよ!が私のスタンスなので、佐々木君や桐生さんの苦しみがちょっとピンときませんでした。水フェチ、ではパンチが足りなかったんじゃないかな、そのくらいなら周りの人たちも「変わった人だな~」とは思うけど、問題なく受け入れてくれるんじゃないかな、そんな悩むほどのことか?って感想なんですけど。
でもそうやって自分の尺度で相手の悩みを評価してしまう私の態度も、あの検事の「ありえない」と同レベルなのかもしれないですね。他人の目からは大したことない事でも、本人の中ではどでかいコンプレックスになってのしかかってるなんてことはよくあるので。この映画の登場人物たちの偉いところは、同じ悩みを抱える人たちとつながって苦しみも喜びも共有しようとしたところかなと思います。一人で抱え込んで、悩んで悩んで悩みぬいた末の結論が自死、なんてなるよりよっぽどいい。
登場人物の特殊性癖がだんだん明らかにされていく構造が少年漫画の能力バトルものとよく似てて、不謹慎ながらちょっとワクワクしてしまいました。稲垣吾郎はどんな人に言えない"癖"を抱えているんだ⁉って思って見ていたらなんか唐突に終わった。そんな印象の映画です。
池田屋DIYさん [インターネット(邦画)] 8点(2024-11-01 23:29:24)
1.《ネタバレ》 何となく、劇場予告編とかをチラ見する限りでは、新垣結衣ちゃんが人に言えない変わった「癖」を持っていて…みたいなヤツに見えてて⇒そーすると畢竟その「癖」ってどんなんやねん?てのがどーしたって(イのイチバンに)気になっちゃうじゃあねーですか。だから、観終わって第一に思ったのが、その「癖」ってのが実はどーでも好かった(=何でも好かった)という今作の根本的な構造自体が、そもそも非常に「斬新」だよな…と思えたってコトなのですね⇒私にとってはもはや一種の「トリック」だったな、と。

そしてまた、このトリックの効果とゆーのが中々どーして絶大だった…とも感じてまして、正直昨今、今作とテーマを同じくする様な作品とゆーのは数多く存在する…ケドも、比較的個別の議論に落ち込んでゆきがちなその手の諸作品に比しても、中で今作はその「問題」を少し抽象化して⇒ソレに依って「普遍化」することが出来ていた…とも思うのですね(ココの感覚は直近だと、実は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー3』に最も近いモノですね)。ゆーて、社会の中で疎外感を感じるコトって、ある面では絶対に「普遍的」なコトだとも思うのですよ。とは言え、その「程度」は各個人に依って激しく異なるから⇒だからむしろ私なんかはあまり泣き言も言ってられる立場でもない…と何となく感じてたトコロに、この作品のこの感じとゆーのはソレ自体がどこか「嬉しい」という様なごく個人的な感覚もありましてですね。

本題に戻りますと、大まかにはコレも「多様性」をテーマに据えた(キョウビごく共感もし易い)作品だと思いますし、その意味でも「否定しないコト」という(恐らく)このテーマにおける現時点の「共通解」をシンプルに示して終わってゆくラストにだって、またしっかり深く共感してゆける(ゆけた)と思うのですよね。その上で、言うかどーか迷いますが二点言っておくとしたら、まず一点はガッキー&磯村クンのカップルに代表される「その指向」の人達が、何故そこまで高度に社会からの疎外感を感じているのか…というトコロの「オリジナルの理屈」とゆーのは、原作未読で観てるコッチからするとやや難解だったかも知れない、とは思いますかね(⇒ソコにもう一つ「工夫」が在ったら尚好かったかもな…という程度の指摘ですケド⇒とりあえずなる早で原作も読もうとは思いますが)。

もう一つ、否定しない=するべきでない、とは言いつつ、今そーやって「否定している人達」にも大なり小なり「理由」は在る…とも(私は)思ってるのですね(理由とゆーか事情はある、と)。ソレを=作中におけるその役割を、こと稲垣吾郎さんに(こ~んなコテコテな感じで)演らせちゃうとゆーのは、私も最初はワリと適役?かとも思ったのですが⇒最後まで観るとちょっと多少「シンプルに為り過ぎた」かな…と思いもしたのが正直なトコロです(最終的には少~ししっくり来ない感じの方が強かったかな…とも)。稲垣さんの演技自体は、今作も結構好かったとは思うのですケドね(⇒ここ数年、こーいう少し「空気の読めない」役にハマりまくってるという印象自体は、私も確実に抱いているトコロではあります)。
Yuki2Invyさん [映画館(邦画)] 8点(2023-11-27 14:24:28)
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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 6.50点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4116.67%
5116.67%
600.00%
7233.33%
8233.33%
900.00%
1000.00%

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