2.《ネタバレ》 良いですねえ~、このオドロオドロしげな雰囲気に音楽。デ・パルマの初期サスペンスはヒッチコックのごった煮パロディ!?前半はなかなかサスペンスチックで良かったのですが(警察と言い争っている間に犯人が殺人の痕跡を消していく画面分割りがユニーク)、後半は完全にあっちの世界に突入してしまいちょっと残念でした。とは言え様々な技法に凝った、ブライアン・デ・パルマという監督を知る上では非常に重要な一本であることには間違いありません。ラストは未だに死体を追い続けているという探偵の異常さを感じさせます。ところで主人公の女が極端に警察嫌いという設定も、ヒッチコックからの影響でしょうか?(笑)