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EUREKA ユリイカ

[ユリイカ]
EUREKA
2000年上映時間:217分
平均点:6.06 / 10(Review 67人) (点数分布表示)
公開開始日(2001-01-20)
ドラマモノクロ映画ロードムービー
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タイトル情報更新(2024-09-28)【イニシャルK】さん
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監督青山真治
キャスト役所広司(男優)沢井真
宮崎あおい(女優)田村梢
宮崎将(男優)田村直樹
斉藤陽一郎(男優)秋彦
国生さゆり(女優)沢井弓子
光石研(男優)シゲオ
利重剛(男優)犯人
松重豊(男優)松岡
塩見三省(男優)沢井義之
真行寺君枝(女優)田村美都
でんでん(男優)吉田
しいなえいひ(女優)河野圭子
中村有志(男優)田村弘樹
江角英明(男優)沢井誠治
尾野真千子(女優)沢井美喜子
井上肇(男優)
脚本青山真治
音楽青山真治
撮影田村正毅
池内義浩(撮影助手)
製作仙頭武則
電通
IMAGICA
サンセントシネマワークス
東京テアトル
プロデューサー仙頭武則
佐藤公美(アシスタントプロデューサー)
配給サンセントシネマワークス
東京テアトル
特撮小林正巳(特殊効果)
美術清水剛
西尾共未(装飾助手)
編集青山真治
録音菊池信之
小川武(録音機材協力)
照明佐藤譲
あらすじ
福岡県甘木市、海から離れた地方都市で死者6人を出すバスジャック事件が起こる。運転手沢井(役所広司)、中学生の兄直樹(宮崎将)、小学生の妹梢(宮崎あおい)は生き残るが、それぞれ心に深い傷を負う。2年の歳月が流れ、逃避の生活を送っていた沢井はまた甘木で働き始め、兄妹は二人で生活するようになっていた。沢井は連続通り魔事件をきっかけに家族との生活が上手く行かなくなり、兄妹の家に身を寄せる。そこに兄妹の従兄秋彦(斉藤陽一郎)が転がり込み、4人での共同生活を始める。「EUREKA」とはギリシャ語で「発見」という意味。
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13.セピア色の映像しか見ることのできない私たちもまた、有効な言葉を持つことができない兄妹と同じ立場におかれている。よくいわれるように暴力を容認するような映画では決してなく、むしろその対極だろう。暴力が生み出す悲惨さを抱えて、そこから立ち直る映画である。それを肯定も否定もする必要はなく、それらは無意味でさえある。この映画を物語る者は居ない。ただ経験がそこにあるだけである。
彼らが何かを発見したのか、それとも私たちが彼らを発見したのか。私は後者だと信ずる。
Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2012-02-14 00:04:32)
12.3時間40分と尺は長いですが、とにかく良く練られており、ストーリーの転がし方も絶妙で飽きることはありませんでした。また、登場人物たちの荒涼とした心象風景を示しているようなセピア色の世界は、不思議な心地よさを感じさせてくれましたね。

TMさん [DVD(邦画)] 8点(2008-09-18 10:22:32)
11.鉄格子(=鉄の檻=近代社会)の中で役所広司が、コツコツと壁をたたくと、コツコツと返答が、、。そしてバスの中でも、同じように三人がコツ、コツと、、。言葉が心底の真意を告げる手段として有効に機能しないと思われる時、最も素朴な通信手段を用いて、他者と交信し、自分が一人でないことを必死で確認しようとする情景、、、、胸が少し熱くなりました。(しかし3回目はいらないと思う)、、、また、「生きろとはいわないが、死ぬな」というメッセージ。人生に誰にでも共通する積極的な意味などないから「生きろ」と命じることはきないけど、同じ人として、死なないでくれと願うことはできるのでしょう。、、しかも、バスジャックという同じ極限状況を経験し、隣に死を抱える役所広司だから、それをいう資格があるのかもしれません。、、、監督は役所広司に重ね合わされ、「俺も昔は君たちと同じように社会を拒絶した、そして今、いつ訪れるかも分からない死をおそれつつ、何とか必死に生きている、だから、君たちも何とか死なないでくれ」というメッセージが伝わってくるようです。、、、、、、しかし、役所広司はなぜあそこまで咳をして、何かを吐き出そうとするのだろうか。監督だけにしか了解されていない記号のようにも思える。また直樹は梢が役所広司を介抱した光景を見た後、梢に暴力をふるうが、二人は近親相姦の関係にあるのだろうか。そして、なぜ直樹は秋彦に危害を加えないのだろう。などなど、実は、全編を通して、解らないことだらけでした。、、、、この映画は、見る人に何かを分かってもらって、何かを変えてゆこうという「表現」ではなく、監督の思いのたけを自慰的に垂れ流す「表出」にとどまっているように思います。見たい人だけ見て、分かる奴だけ分かればいいんだぜ、というのなら、どっかの映画サークルでもやっていればよい。職業として監督をやるのなら、より多くの人に見てもらい、理解してもらう「戦略」が必要なはずで、例えば、3時間37分という時間からして、誰がどこで誰と見て、その後でどういう話しをするかについて配慮を欠いているように思えます。
王の七つの森さん 8点(2004-12-22 10:39:08)
10.長い…。でも我慢して最後まで観て良かったと思います。
愛人/ラモスさん 8点(2004-02-09 10:18:22)
9.《ネタバレ》 裏に隠された強いメッセージ性とは対照的に、ひたすらに淡々と、セリフや音楽の少ないセピア色の長回しが続く。しかし、そこにムダは無い。むしろ、必要最低限の情報しか与えられないのだ。3時間半、全くあくびをせずに見た。安いヒューマニズムなど、この映画には一切無い。ここにあるのは、死を通して生を感じる少年や、深い傷を負った者同士がその傷を舐め合うしかない哀れな姿であり、最後にあるのは和解より決別であると僕は理解した。
nothing-to-loseさん 8点(2003-12-29 03:51:14)
8.とある誰かの回想シーンが延々と続く。その誰かをそっと見守り、隣で耳を傾けるかのようにみる映画である。よって全編セピア色でもって描かれている。頭の中の思い出であるため色はなく、我々も想像にまかせるしかない。各場面で「そりゃねーだろ」とか「そこはこうあってほしい」などとつっこみをいれるのは野暮というものである。「そうか、そうか」とひたすら相槌を打ち、「そのあとどないなったん」などの余計な詮索は控えましょう。これは例えば、場末の酒場で「ちょっと長なるけど俺の昔話を聞いてくれるか」なんて切り出されて「いやええわ」とそっけなく答える人、または頭でっかちな人向きの映画ではないでしょう。
機械さん 8点(2003-12-29 01:59:49)
7.ラストシーンを思い出すと今でもグッとくる。3時間を超える長さだからこその大感動。
紅蓮天国さん 8点(2003-10-13 11:47:22)
6.この映画確かに長いし、淡々と進むけど、それが青山真治でしょう。「この類の映画好きなんだけどわかりにくい。」という人は小説をお勧めします。映画では納得できなかったシーンもかなり詳しく描かれているとおもいます。さらに深く突っ込みたいという人は、Helplessを見てください。秋彦のことがよくわかるとおもいます。まったく関係有りませんが、映画の中のあの兄弟は、実際、本当の兄弟です。知ってました?
マクベスさん 8点(2003-05-31 13:01:00)
5.確かに長かった~。僕が見た映画の中では最長だと思う。でもそれを見せきるこの映画の力量は凄い。しかも作調に勢いがあるわけでもなく淡々と進むあたりがなおさら凄い。宮崎あおいは立派な女優になると確信した。もう一回観たいけど、長さゆえなかなかふみきれない。
スマイル・ペコさん 8点(2003-05-25 09:50:30)
4.青山真治は日本映画の未来に唯一期待をかけられる映画監督だと、この映画を観て確信した。
さみーさん 8点(2003-05-11 22:25:41)
3.あのラストは反則でしょ!!エライ長いんだけど、音楽も殆んど無いんだけど、退屈は全くしなかった。
ナオちんさん 8点(2003-04-05 19:52:55)
2.“北九州を舞台に過去の苦しみから逃れられない人々の再生を描く物語。バスジャック事件を生き残ったバス運転手沢井(役所広司)と中学生・小学生(宮崎将・あおい)の兄妹が、事件から2年後再会し疑似家族を築く様を描きます(オフィシャル・ホームページより)”。兄妹ふたりっきりで住む家屋(豪邸)に居候することにした役所は、心を閉ざしたきりの兄妹に対して闇雲に説教垂れるでもなく、いかにも効果的にビンタくらわしたりするでもなく、ただ淡々と共に生活することによって互いを<癒し>ていく。私は途中から、なるほどこれは<アンチ金八映画>なのだなと思って見ていたのですが、それが突然、終盤に差し掛かったところで、役所は兄妹の従兄役の斉藤陽一郎を旅行中のバスから引き摺り下ろし、怒鳴り(九州なまり!)、殴り飛ばすのであった。な~んだやっぱり金八じゃん、って。
茶蟻さん 8点(2003-01-06 13:35:02)
1.劇場で見たのだが、静かな画面と暴力的な内容が違和感なく融合していて、3時間半飽きずに見れた(もっとも最後のトンネルのシーンで激しい眠気に襲われてしまったが) 色褪せた映像も、この作品ならむしろ色が邪魔なような気がした。最後に妹がセリフを喋ったことには失望したのだが、いまビデオを借りてみたら、バスジャック以降も科白があった。見た直後から日本映画での最高傑作に違いない! と思い込んで、ビデオを借りて家族と見たのですが、誰も同意してくれません。自分もこんなに退屈な映画だったかな?とちょっとあれー?気分です。
RURさん 8点(2002-07-14 22:51:38)
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【点数情報】

Review人数 67人
平均点数 6.06点
022.99%
111.49%
234.48%
368.96%
4811.94%
5710.45%
645.97%
71217.91%
81319.40%
9811.94%
1034.48%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.33点 Review3人
2 ストーリー評価 4.40点 Review5人
3 鑑賞後の後味 4.20点 Review5人
4 音楽評価 4.50点 Review2人
5 感泣評価 2.50点 Review2人
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