8.《ネタバレ》 なかなか面白い。サスペンス好きの人は必見。【※以下重要なネタバレあり】103分と短めの時間でスリリングに畳み掛ける展開がみもので、特に後半明らかになる新事実にはかなり驚かされた。今まで清楚なイメージで通してきたモニカ・ポッターが、自身のイメージをうまく活かして、大きな衝撃を与えることに成功している。モーガン・フリーマンは押さえ気味の演技で好演。普通、登場人物が教訓めいたことを言うとうっとおしいものなのだが、フリーマンの静かな語り口のおかげで、気に障ることは無かった。ストーリーには伏線に多少物足りなさを感じるのだが、後になって振り返ってみれば十分に納得のいく映画で、『ワイルドシングス』のような伏線も何もなしに無理やりにこじつけた低級な映画とは訳が違う。例えば、中盤あたりで清純派のモニカ・ポッターが“不純な”ものであるタバコを吸っていたことには違和感を感じたのだが、これも真相を知った後では暗示だったのではないかと取れるし、車のタイヤを狙って犯人の頭に当たるということは、角度が違うのだから素人が撃ってもまずありえないわけで、シークレット・サービスの人間なら尚更であり、モニカ・ポッターがわざと犯人を逃がしたということをここで気づいた人もいたかもしれない。ただ、多少気にかかった点がいくつかあった。一つ目は、子供が不自然なまでに賢すぎたこと。あの年で、あそこまで深く考えられるだろうか。特に納得できなかったのが、モニカ・ポッターを犯人だと見破ったこと。あの状況で、小さな子供が冷静に分析できるはずがない。もう一つは、マイケル・ウィンコット(なかなかの好演)とモニカ・ポッター、ビリー・バークとのつながり。ウィンコットの誘拐した後の動きは予測がつかないはずなのに、ポッターらに実に都合よく進んだ展開が気になった。また、三つ目として、ウィンコットのとった行動が、2年間準備したとは思えないほどあまりにも唐突且つ思慮にかけている点も腑に落ちない。それから、フリーマンがポッターを犯人と睨み、“1と8”に行き着くまでに突き止めた決定打がイマイチわからなかったのだが、これは原作を読んで確かめてみようと思う。これらのマイナス点を差し引いても、全体としては(自分的に)合格点を軽く越えた映画で、サスペンスの醍醐味を味わえた、満足の行く一本だった。 【T・O】さん 8点(2002-11-02 01:20:12) (良:1票) |
7.ラストのどんでん返しが心地よい。美女が悪役なのも良い。十分に楽しめました。 【クロ】さん [地上波(吹替)] 8点(2007-05-13 06:59:10) |
6.《ネタバレ》 この映画をスパイダーマンの映画と思って間違えて見てしまって、「やられた」と思ったら結果スパイダーマンより面白かったです(笑)。ハラハラドキドキさせてくれました。最後の真犯人には驚きましたね。 【くうふく】さん 8点(2004-06-04 06:52:16) |
5.《ネタバレ》 完全に騙されました。共犯ってのいいですね。モニカポッターは容疑者になりえないと思っていました。結構演技もひかってたんでは。勿論モーガンの演技は相変わらず最高ですね。他のどの俳優ももってないアジがあります。 【ブチャラティ】さん 8点(2003-12-05 01:25:14) |
4.私はこの映画は好きだ。というより、モーガンフリーマンが好きなのかも。顔のシミが随分増えたけど、「目つきの俳優」としては今回の作品はいい線にいってる。モーガンフリーマンの演技が楽しみたい方はお勧めです。といっても中身もまあまあです。途中で真犯人はわかっちゃうし、一般的な展開だけど楽しめます。 【maxもも】さん 8点(2003-05-18 17:44:55) |
3.おもしれぇ~。ハッピーエンドって言うか、正義は勝つ!って感じ!最後に悪者をやっつけるところなんかは日本の時代劇みたいです。爽快ッス! 【さすらいパパ】さん 8点(2002-12-02 22:28:55) |
2.私は、結構楽しめた映画でした。内容は、どんな凄腕の刑事でもここまでひらめくだろうか?・・・と思うぐらい無理な場面がありました。モーガン・フリーマンだから許すとしよう。最後のどんでん返し・・・???これぐらいのことをしないと、観てる側がつまらないんじゃないかな。 【みどり】さん 8点(2002-11-20 19:25:48) |
1.ある少女誘拐事件でたまたま捜査のパートナーとなった女刑事。人形のように整った美貌の持ち主だが、無表情でどこか影のある存在。その彼女に人生や仕事の悩みなどを打ち明けられたとき、かつて囮捜査が裏目に出て事故死させてしまい、救えなかった同僚とをついついダブラせてしまう主人公。目まぐるしく展開される作劇と、なんとも思わせ振りで巧妙なトリックについつい騙されそうになるが、冷静に考えれば大方の予想はつくというもの。したがって急転直下のクライマックスも決して唐突ではなく、十分に納得できるだけの説得力をもっている。細かい点を挙げればご都合主義的な部分もあるが、M・フリーマンの圧倒的な存在感がそれを補って余りある。 【ドラえもん】さん 8点(2002-08-25 15:35:13) |