2.原作は全く知らずに見に行ったと思います。その後映画が興味深かったので、上下巻一気に読みました。原作の方は、スケールが大きく、一言では言い表せない程。オドロオドロしくとても魅力のある、時間の感覚が崩れてしまうような不思議な内容なので「よくぞ映画にしました!」と感じです。確かに細かい所までは難しいのでしょうが、その雰囲気をよく表現できていて、遜色なし! 何か本の感想文になってしまいましたね。このお話の始めあたりで時計が鳴っているのですが、その鳴り終わりが話の終わりギリギリに鳴らしている時計の音になるのでは? そんな事をアレコレ考えていると夢野久作氏の罠にはまってしまったようで....。実は映画館で私の隣の彼は船を漕いで寝ていました。人によって好き嫌いあるかな。