11.観た後、釜山の知人に色々聞きました。
まだ貧富の差が今より激しかった頃の話で、あの時代に同じ年齢層だった人、またその親たちが年老いて生きている。 その彼等が映画館に足を運び、老いも若きも皆涙したそうです。
それだけ生活感、密着感があったのでしょう。
釜山訛りが強いので標準語の字幕が付いていた作品でもあります。 他地方の人には細部のニュアンスが捉え辛いからと言う事で。
ヤクザ映画になった面は仕方ないです。実在の人物がヤクザになった物語なのですから。
それが監督の実体験であり原作であるという点も話題になった作品です。
作品として、実録として作られたであろう事が伝わってきます。
最後の刺殺現場は住所も実在し、ジュンソクも監督のチングで、まだ服役中です。
ちなみに山口県でも「ちんぐう」という言葉がありますが、やはり「マブダチ」の意味だそうです。
県内の人たちも韓国から来た言葉と知っているそうです。
「チング同士にゴメンなんてあらへん」という言葉、最高の言葉だと思いました。
そうも行かないところを、俺らもそうあるべきなんだという思いでいっぱいになり胸が詰まりました。
ウォン・ビンやペ・ヨンジュンよりもチャン・ドンゴンが格上だという現地の意見も興味深くあります。