1.《ネタバレ》 ティラノザウルスが尻尾引きずって出てきます。
でもね、公開当時のティラノザウルスは今みたいに羽毛も生えてなかったし、尻尾を浮かせて前傾姿勢をとってたりしてなかったんですよ。
着ぐるみでどこまで恐竜をリアルに描けるか、スタッフは拘っていたのですが、時間を経て恐竜の考証が変わってしまったんです。
本作の原題は「最後の恐竜」で、地底世界にただ一匹生き残っているであろうティラノザウルスと、主人公マステンのダブル・ミーニング。
DVD化されたときにタイトルバックのマステンのアルバムに書いてある文言がキチンと訳されていて、
(DVD以前の劇場版やビデオ版ではほとんど訳されていない)マステンの因業ジジイぶりが分かりやすくなっていたのは嬉しかった。
地球が空洞で、別世界が広がっているというのはUFOマニアにも有名な説。
多分元ネタはバロウズのペルシダーシリーズで、古くて新しい(?……?)設定。
この映画、素敵な邦題のせいで大分損してると思います。