4.《ネタバレ》 冒頭のワイヤーによる殺戮は、何度観てもホラー史上に残るシーンだと思う。
そして私はこの映画が嫌いではない。
むしろ好きだ。
華やかな宴を見せられた後だからこそ、寒々とした幽霊船のおぞましさが際立つ。
廃墟と、そこに現れる可憐な少女とのコントラストも美しい。
しかし、豪華客船一隻の人数の魂では満タンにならないなんて、ちょっとハードルが高すぎやしませんか。
そして魂の回収屋は、あれだけの数の回収に失敗しても次のチャンスが与えられるなんて、ちょっと緩すぎやしませんか。
なんてことぐらいが気になるが、しばらくするとまた観たくなる癖になる映画。