男はつらいよ 寅次郎紅の花のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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男はつらいよ 寅次郎紅の花

[オトコハツライヨトラジロウクレナイノハナ]
1995年上映時間:107分
平均点:7.76 / 10(Review 42人) (点数分布表示)
公開開始日(1995-12-23)
ドラマラブストーリーコメディシリーズものTVの映画化
新規登録(2003-07-26)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2024-08-14)【イニシャルK】さん
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監督山田洋次
助監督阿部勉【監督】
平松恵美子
キャスト渥美清(男優)車寅次郎
浅丘ルリ子(女優)リリー松岡
吉岡秀隆(男優)諏訪満男
後藤久美子(女優)及川泉
倍賞千恵子(女優)諏訪さくら
前田吟(男優)諏訪博
下條正巳(男優)車竜造
三崎千恵子(女優)車つね
太宰久雄(男優)桂梅太郎
佐藤蛾次郎(男優)源公
関敬六(男優)ポンシュウ
北山雅康(男優)三平ちゃん
鈴木美恵(女優)木村かよ
マキノ佐代子(女優)ゆかり
笠井一彦(男優)中村
犬塚弘(男優)タクシー運転手
桜井センリ(男優)駅舎の男
神戸浩(男優)政夫
笹野高史(男優)伸吉
宮川大助(男優)神戸のパン屋
宮川花子(女優)パン屋の妻
光映子(女優)
田中邦衛(男優)船長
千石規子(女優)リリーの母
芦屋雁之助(男優)神戸の会長
夏木マリ(女優)及川礼子
出演村山富市総理大臣(劇中ニュース映像【ノンクレジット】)
原作山田洋次
脚本山田洋次
朝間義隆
音楽山本直純
山本純ノ介
作詞星野哲郎「男はつらいよ」
作曲山本直純「男はつらいよ」
主題歌渥美清「男はつらいよ」
挿入曲徳永英明
元ちとせ(島唄)
撮影長沼六男
高羽哲夫
製作中川滋弘
企画小林俊一
プロデューサー深澤宏
配給松竹
美術出川三男
編集石井巌
録音松本隆司(調音)
鈴木功
その他山田洋次(4Kデジタル修復版総合監修)
近森眞史(4Kデジタル修復版)
岸田和美(4Kデジタル修復版)
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10.テレビでやっていたのを「ながら見」していたけど、気がついたらレンタル屋で借りていた(少し前の話です)。以前はただのマンネリ映画としか思えず、棚の前で立ち止まったこともなかった。どこかで誰かが言っていることでしょうが、いつの間にか見なくなった「日本の風景」がこの映画にはたくさんあることに気付いた。出来の悪い兄を心配する家族。大勢で暮らす小さな家。用事がなくても顔を出すご近所さん。夕方になると晩御飯のおかずの匂いがする台所…等々。現実は「セキュリティ」万全のオートロックのマンションに暮らし、何年も顔も知らない隣人にたまにおざなりのお辞儀をして、PHS発信機を持った小学生が晴れた日曜でも部屋でテレビゲームをしている世知辛い世の中。寅さん映画を見てると、自分もいつかこんな暮らしに戻りたい(たぶん無理なのだが)、と少し懐かしい気分になる。日本人ならいつかふと見たくなる映画だと思う。特にこの作品は渥美さんの病気が分かっていたからなのか、偶然なのか、ハッピーエンドでシリーズを終えたので何度でも見たくなる終わり方になったと思う。
しまうまさん [DVD(吹替)] 8点(2005-05-24 20:56:52)(良:3票)
9.私の『男はつらいよ』全作視聴マラソンもれを以って終了致しました。これでようやくちゃんと全部見届けられました。次回作の予定があったそうですが、私はこの作品ほど最終回にうってつけの脚本・キャスティングはないと思いました。リリーと泉の再登場、ウジウジ満男が男になる、リリーと寅さんの物語、柴又のみんな、、、これで御前様が出演してたら満点かも。一瞬ミツオと船頭がジュンとゴローに見えるシーンも有りましたね、これはこれで面白かったな。とにかく関係者様方、こんなに素敵な作品を世に残して下さって本当にありがとうございました。日本の文化を知るにもこんなに良い教材は無いと思います。何よりも、渥美清さん、ご苦労様でした。ありがとう!
movie海馬さん [地上波(邦画)] 8点(2013-03-17 01:25:32)(良:2票)
8.《ネタバレ》 観ている最中、「これで最後なんだ」という気持ちの高ぶりが抑えられません。人気歌手の引退コンサートのような雰囲気です。とらやへの帰宅シーンはリリーと腕組みで商店街の皆が拍手で出迎えという形式で、完全にご苦労様モードになっている。最終回を象徴するシーンだ。ここで気持ちの高ぶりが頂点に達した。「渥美清はこの時死を覚悟していたのだろうか?」そう考えると演技のひとつひとつに魂を感じます。
<追記>17年ぶりに再見。他者とは様々なタイミングで出会ったり、すれ違ったり、別れたりする。その中で家族になったりする人もいる。満男と泉ちゃんは仲がよさそうで、博とさくらは正月に2人で映画を見に行くという各々のラスト。そして、寅さんは最終的にはリリーの所から立ち去ったようなので、結局2人は家族にはなれずに終わる。でもそれが最後まで寅さんらしいのかなとも思う。
東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2004-03-28 00:06:09)(良:1票)
7.寅さん、さくら、おいちゃん、おばちゃん、良く頑張った感無量です。
ホットチョコレートさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2014-09-22 22:12:19)
6.《ネタバレ》 男はつらいよのシリーズ最終作である。最後を飾るマドンナはリリーこと浅丘ルリ子。

元々49作で満男と泉が結婚するストーリーが予定されていたというから、いみじくも最後となってしまった作品と言った方がいいのだろう。リリーと寅さんはいつもと違って、とらや(くるまや)でのケンカ別れもなく、2人連れ立って奄美大島のリリーの家に向かうのだが、結局のところ最後に別れてしまうので、シリーズとしては未完なのだ。
渥美清本人の病状がかなり悪化していたこともあり、寅さんの体の衰えぶりが目に付いて仕方がなかった。呆けたような表情、かろうじて演技しているといった体。仕方がないとは言え、その姿が痛々しく、観ていて辛いものがあった。

ゴクミシリーズ、満男と泉の久々の共演。満男の行動は少し過激ですごく無様だったけど、最後にお互いの気持ちが通じ合うことができてよかった。二人が清々しく、爽やかでよかった。

ということで、『男はつらいよ』もこの辺でお開きということに。。。
onomichiさん [DVD(邦画)] 8点(2012-04-30 23:44:16)
5.《ネタバレ》 巻頭の劇中テレビ映像。よそ行きの作業ジャンパーで仰々しく避難所を慰問する当時の首相の「パフォーマンス」を邪魔するかのように、一張羅の寅が画面手前にCG合成される。
政治風刺を絡めたギャグとCG用法が共にさりげなく巧い。

渥美清の身体的ハンデも、津山の一方通行の路地や、奄美大島の海辺で吉岡・後藤が担う一進一退のアクション性が充分に補完している。

エピローグは、震災後の神戸市長田ロケ。墓に手向けられた小さな菊の鮮やかな黄。
寅が画面右手にフレームアウトした後も留まるカメラは、背景の赤錆びた瓦礫の間から真っ直ぐに茎を伸ばしている菜の花の黄を捉え続ける。
そして長田マダンでの民族舞踊の華やかな色彩の輪と活気。そこからカメラは引き、プレハブ住宅が立ち並ぶ再生と復興の長田地区俯瞰ショットが見事に映画を締めくくる。

被災者が求めるものは、同情でも応援でも祈りでもなく、「そばにいて一緒に泣いてくれる、そして時々面白いことを言って笑わせてくれる人」だと、現地から熱望されたという「車寅次郎」。
彼と被災地の再生への希求が込められた万感のラストショットだ。
ユーカラさん [映画館(邦画)] 8点(2011-03-26 18:16:26)
4.やっぱ寅さん痩せてるし、立ってるシーンが少ないよね・・・寅さ~ん(><)
ゲソさん 8点(2004-06-02 02:59:43)
3.12chの全作放送企画で寅さんシリーズ何作か観たけど寅さんの元気の無さがはっきりと解るとっても寂しいシリーズ最後の一品。寅さんの失恋が無くハッピーなラストで終えるまさに完結編、ハッピーで終わるのに寂しいのはヤクザな兄貴の終わりでもあるからだね。
スルフィスタさん 8点(2004-04-29 04:03:22)
2.このシリーズ半分は見てきたと思うので、最後となるとやっぱ感動した。寅さんも満男も一応それなりに落ち着いてるというのはよかった。それでも再び旅に出る寅さんっていうのいいなぁと。最後リリーを追いかける寅さんなんて、寅さんらしくないというか、でもかっこいいと思った。
バカ王子さん 8点(2004-03-28 22:00:06)
1.《ネタバレ》 満男くんと泉ちゃん、無事に結ばれてよかったよかった!と思いましたよ。あの砂浜のシーンを見て。寅さんとリリーさんも、何だかんだいいながら、すごくお似合いですね。満男くんの側にはいつも、心の支えとなってくれる寅さんがいる。満男くんが悩んでいるといつもアドバイスしてくれる。それによって満男くんが少しずつ・確実に大人になり、成長していく。そんな寅さんと満男くんの関係が、すごく好きでした。
まるこさん 8点(2004-02-22 22:31:52)
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【点数情報】

Review人数 42人
平均点数 7.76点
000.00%
100.00%
200.00%
312.38%
424.76%
500.00%
624.76%
71433.33%
81023.81%
9511.90%
10819.05%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.66点 Review3人
2 ストーリー評価 7.80点 Review5人
3 鑑賞後の後味 7.50点 Review4人
4 音楽評価 6.66点 Review3人
5 感泣評価 7.66点 Review3人
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