女相続人のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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女相続人

[オンナソウゾクニン]
The Heiress
1949年上映時間:115分
平均点:7.92 / 10(Review 13人) (点数分布表示)
公開開始日(1950-11-21)
ドラマモノクロ映画ロマンス小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
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タイトル情報更新(2022-04-24)【イニシャルK】さん
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監督ウィリアム・ワイラー
助監督チャールズ・C・コールマン
キャストオリヴィア・デ・ハヴィランド(女優)キャサリン・スローパー
モンゴメリー・クリフト(男優)モリス・タウンゼンド
ラルフ・リチャードソン(男優)オースティンン・スローパー医師
ミリアム・ホプキンス(女優)ラヴィニア・ペニマン
デヴィッド・サースビー(男優)ゲイアー
武藤礼子(日本語吹き替え版)
山内雅人(日本語吹き替え版)
千葉順二(日本語吹き替え版)
原作ヘンリー・ジェイムズ『ワシントン広場』
オーガスタス・ゲッツ(原作戯曲)
ルース・ゲッツ〔脚本〕(原作戯曲)
脚本オーガスタス・ゲッツ
ルース・ゲッツ〔脚本〕
音楽アーロン・コプランド
挿入曲モンゴメリー・クリフト"Plaisir d'amour (The Joys of Love)"
撮影レオ・トーヴァー
製作ウィリアム・ワイラー
パラマウント・ピクチャーズ
配給セントラル
特撮ゴードン・ジェニングス(特殊効果撮影)
美術ハリー・ホーナー(プロダクション・デザイン&美術監督)
ジョン・ミーハン〔美術・1902年生〕(美術監督)
エミール・クーリ(セット装飾)
衣装イーディス・ヘッド
ジャイル・スティール
ヘアメイクウォーリー・ウェストモア
編集ウィリアム・ホーンベック
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3.《ネタバレ》  知られざるクラシックムーヴィーの名作だと思います。
 世間知らず、純粋無垢に育った娘キャサリン、その婚期を焦るキャサリンに無一文のハンサムボーイが求婚を迫る話です。
 財産と愛、その区別がつかないキャサリンは途中騙されたことを知り、男の魂胆を知っていた父までも失い、人間として成長していく過程が微妙なタッチで描かれていくのです。
 世間を知っていく女の変貌は本当に冷たさを感じて恐ろしい。
 男性の皆さん、純粋に生きる女性を傷つけると罰が当たりますよ。
 現代でも同じような恋愛模様が続いている以上、本作に普遍的なものを感じ取ることが出来ます。
 人間の素直な感情がリアルに表現された映画です。超お勧め!
クロエさん [DVD(字幕)] 8点(2009-08-27 04:56:33)(良:1票)
2.《ネタバレ》 中盤までの感じは正直、時代的にも超・コテコテなメロドラマ…みたいに見えてたのですが、そーするとそこでハヴィランド自身は(そりゃ実年齢30過ぎなのですから)再び素晴らしく美人ではあるモノの⇒世間知らずの箱入り娘=個人的にはどう見繕ってもハタチ前後のキャラ、には流石にちょっと見えないかも…みたいな感覚もありましてですね。しかし、その序盤のパッとしない感じが逆に、中盤で恋を得てドンドン活き活きと輝き出すサマを描いてゆく上では非常に効果的だったかも……な~んて思ってたトコロからのこの「ドンデン返し」にはまたもや、私も流石にちょっと「震えて」しまいましたよね。正に名優と称するに相応しい超演技で、オスカーも納得だとしか言い様がありません(⇒てか、こと現代に至っては、最早この彼女の演技のみを観る為の映画だ…とすら言えると思いますよね)。重ねて極めてシンプルなクラシックだと思いますが、確実に傑作だと思いますね。
Yuki2Invyさん [インターネット(字幕)] 8点(2024-02-27 23:29:08)
1.《ネタバレ》 いや~怖い女だなあ!父親からも愛されず、愛する男には金が目当てだと裏切られ、男にまるでモテない女の女としての恨みの凄さ、恐ろしさを主演のオリヴィア・デ・バヴィランドが凄まじいほどの怖さを見せる演技でとにかく怖い。自分が愛する男に裏切られたと知った後のドラマが特に凄まじい。女の恐ろしさ、これを観ると男は女には勝てないと思う。ここまで徹底した女の怖さ、執念、嫉妬、恨み、いやはや、本当に怖い。同じ一つの画面の中に前方と後方とに二人の人物を映すことでこれまた生まれる緊張感、この監督の演出の上手さにはいつもながら感心させられる。あのラストもこれまた女の怖さ、恐ろしさを表現している。モンゴメリー・クリフト演じるモーリスが縁りを戻したいと戻ってくるのを無視するかの如く、提灯を手に階段を登って行く時のオリヴィア・デ・ハヴィランドの顔つきがこれまた怖い。ドアの向こうで「キャサリン!キャサリン!」と呼ぶモンゴメリー・クリフトの叫びは自分が犯した過ちに対する女の仕返しを身をもって表しているようで、これはとにかく女の男に対する裏切りへの仕返しのドラマとして見応えたっぷりの本当に怖い映画です。それにしてもウィリアム・ワイラー監督の階段の使い方の巧みなことといったらない。
青観さん [ビデオ(字幕)] 8点(2008-08-23 18:11:15)
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【点数情報】

Review人数 13人
平均点数 7.92点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
400.00%
517.69%
600.00%
7430.77%
8323.08%
9430.77%
1017.69%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.66点 Review3人
2 ストーリー評価 9.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 9.33点 Review3人
4 音楽評価 9.00点 Review3人
5 感泣評価 9.66点 Review3人
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【アカデミー賞 情報】

1949年 22回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞オリヴィア・デ・ハヴィランド受賞 
助演男優賞ラルフ・リチャードソン候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 
撮影賞レオ・トーヴァー候補(ノミネート)白黒
作曲賞(ドラマ)アーロン・コプランド受賞 
美術賞(白黒)エミール・クーリ受賞装置
美術賞(白黒)ハリー・ホーナー受賞 
美術賞(白黒)ジョン・ミーハン〔美術・1902年生〕受賞 
衣装デザイン賞(白黒)イーディス・ヘッド受賞 
衣装デザイン賞(白黒)ジャイル・スティール受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1949年 7回
主演女優賞(ドラマ部門)オリヴィア・デ・ハヴィランド受賞 
助演女優賞ミリアム・ホプキンス候補(ノミネート) 
監督賞ウィリアム・ワイラー候補(ノミネート) 

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