28.《ネタバレ》 主人公の不倫に、不満な意見が多いですね。裕福じゃないけど幸せな結婚生活。彼女はこの生活を守る為に無意識に我慢してきた事もたくさんあったんではないでしょうか。いつしか守りの生活を強いられてきた彼女。自分の死期を知り、彼女の中の押さえつけていた何かが崩れ、別の男性と恋に落ちてしまう。夫は男性ではなく家族なんです。彼女はもう一度家族ではない誰かと恋に落ちてみたかったのではないでしょうか。家族に対する愛はまた、別物だと思います。観てる間中何度も涙をぬぐいました。 【hinasakusu】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-29 16:54:00) (良:1票) |
27.《ネタバレ》 ぐうたら大学生を続けている僕にとって、同じ年代で2人のこどもを育てながら一生懸命に働いている主人公の姿が衝撃的だった。ある意味非常にきつい境遇にあるのに前向きに働いているサラ・ポーリーの姿は、多くの「自分が何をやりたいか分からない」と思っている人に訴えるところがあるように思う。この映画はもちろん一人の若い女性の選択を描いているわけで、多くの人が賛同できるような話ではないかもしれない。けれど、単なる家族を愛する「いい人」という型に縛られず、夫以外の男性と恋愛する「自分」中心の人間観は、既成の道徳を再検討する機会を提供してくれている。「自分」中心の人間観はラストで主人公の死後を描かない点においても貫徹されている。死者を悼むのは残された生者である。悼むのは、死者のためのようでいて、実は生者のためなのだ。死ぬものにとって、自分の死後の事実は分かり得ない。そういう、静かで力強い人間観がこの映画を貫いている。そんなことを感じた。 |
26.《ネタバレ》 ネタばれ大ありです。ご注意を!邦題やネットの情報で「主人公が死ぬ」「それをわかってからどう生きるか」ていう内容ってのはわかってた。実際観てみて、自分がもしこの人の立場ならと考えた。たぶんまったく違う。絶対家族に言ってるし、あんなにカラッと行動できない。とことんマイナス思考になると思う。この人はものすごく冷静に行動できてすごいと思う。心の中は冷静じゃなかったと思うけど。 この人は23歳で愛する子供を二人持ち、貧乏かもしれないけど夫もいて、母親も近くに住み、死ぬとわかってから恋にも落ち、父親にも会い、みんなに直接お別れは言わなかったけどテープで録っておくなんて、この人からしたらものすごい幸せやったんと違うかな。みんなに愛を与えられたし。ただ残された人が何で言ってくれなかったんやと思うかもしれん。 突然大切な人が亡くなったらいつまで悲しみでいっぱいやろうけど、この人のように自分はいなくなるってわかってて後から考えれば静かに別れを言ってくれてて、それを思い出して愛を確信できるのかな。この人に共感できるっていうんではなかったが、途中から涙が止まらんかった。ジーーンときた。なんて言えばいいんやろ。切ない映画。あたしなら何を10挙げるか・・・わからん。そんな余裕あるかな。 コインランドリーで彼女が寝てしまってそれを見つめるシーンの音楽が特によかった。あの恋人セクシーやったわー。え?その感想が最後かよ。って感じ? 【mamik】さん 8点(2004-05-26 22:21:58) (良:1票) |
25.まず、自分が余命わずかだったとしたら絶対に黙っていることなんてできない。23歳の彼女は私より年下なのにすごいと思った。特に母としての彼女が見せる鋭いまでの力強い眼には泣かされた。ラストの流れもいい。極力自然に自然にフェイドアウトしていこうとする様に号泣。映画が終わった後もなおじわじわと涙がこみあげてくる映画は初めてだった。賛否両論ある浮気に関しては、私は理解できる気がする。優しい旦那への愛情と違うタイプの男性への恋は、どちらも純粋な感情として両立できるものだと思う。人にもよるけど女とはそういうものだ。 【pb】さん 8点(2004-04-30 10:24:21) (良:1票) |
24.《ネタバレ》 タイトルどぉりのストーリで、別に意外なことはちっともない。「もぉすぐ死ぬ」系の映画はそれだけでもう[お涙ちょうだいor絶対泣かせちゃる]っつー意図が見え見えで死ぬほどムカつくんだけど、淡々と淡々と流れていく話に、ほたほたと涙がこぼれてしまった(TдT) この映画ではきっと「旦那以外の男性との恋」について賛否わかれるだろうなぁと思う。 でもコレが、この淡々とした映画のひとつのアクセントになっているのは間違いないし、個人的には彼女の取った好意を是としたい(^-^A;)。 夫に対する愛情と、ゆきずりの恋におぼれたい感情は同時に存在するもの(っつーかひそかな願望?)だと思うのよねえ。でも、実際に成立させてしまえば、いつかどこかにほころびが出来て崩壊するものだということも自覚してる(バレるだけじゃなくて自分の感情も微妙に崩壊してくもんだと思う)。だから、普通だとなかなか出来ないことだけど、短すぎる余命を告げられて、それを実行する彼女の気持ちには同感してしまうイケナイ私☆\(`-´ヘ) 。 彼に残したテープで[あなたは私の10%いや5%だけを見て愛してくれた]というセリフは、彼女も自分の10%(5%)の部分で彼を愛して、残りの90(95)%は家族(夫含む)を愛したんだぁと、勝手に解釈。でもその10%の部分で恋愛は成立しちゃうもんなのよねぇ。 【ちっちゃいこ】さん 8点(2003-11-22 08:06:01) (良:1票) |
23.10数年前に見ましたがまだ印象深く残っている作品です。サラ・ポーリーの透明感と存在感が素晴らしかったです。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2020-07-26 17:26:40) |
22.《ネタバレ》 彼女が死を目の前にして、夫以外の男を知ろうとしたことは、なかなか賛否両論ありそうですが。。。決して幸福とは言えない、あまりにも狭い世界で、短い人生を終えようろしている彼女には、私はちょっと同情しちゃう。 一瞬の恋をして、本当の自分を確認したかったんだろうな。。。。 10のことが、そうやって、意外にどうしようもない感じだったのが、逆に好感もてた。 死ぬんだってことを思いながら生きるとは。。。なかなか考えさせられました。 【のりもちあつあつ】さん [DVD(吹替)] 8点(2009-07-26 23:22:30) |
21.《ネタバレ》 夫以外の人とつき合ってみること、自分に恋に落ちるよう誰かを誘惑すること・・・・・心優しいアンの最後の冒険と思えば、夫や子供たちにとっては大きな裏切りだけど、自然と許してあげたい気持ちになった。死ぬ前にしたいリストに何の毒も含まれず、優等生が書くような完全無欠のものなら、逆に映画にする必要はないのでは。人間には矛盾がつきもので、理性では抑え込めない情熱を欠いてしまっては、魂の抜け殻だ。雨のシーンが多いのも、先の短い彼女の命がみずみずしく画面に映えて、切なかった。彼女に都合のいい話の進行も気にならないくらい、理屈ではなく感性で視聴できた。ある意味、癒し系の映画だったと思う。 【tony】さん [DVD(字幕)] 8点(2009-04-06 16:59:24) |
20.《ネタバレ》 この邦題も悪くないですけど、やはり内容的には原題である「My Life without Me」の方がぴったり合ってますね。「自分が死んでも世界は続いていく」という事実を受け止め、最後まで家族や周囲ができるだけ傷つかないように気を使いながら、人生を有意義に全うしようとする主人公には本当に感銘を受けましたね。変に、感傷的にならず淡々と描いているのも、リアルな感じで良かったです。(なんとなく雰囲気は「愛と追憶の日々」に近いものを感じました。) しかし、デボラ・ハリーもとても還暦近くとは思えない存在感がありましたね。 【TM】さん [DVD(字幕)] 8点(2007-09-10 20:08:34) |
19.やられた。これは斬新なアイデアでもあり普遍的なテーマでもある。実際は死に対する恐怖が付きまとうのだろうが、それを除けば、主人公の心情は十分理解できる。家族のために何かしてやりたいと言う気持ちと、自分のやりたかったことをしてみたいという欲求。わがままは許される立場になっている。運命を受け入れる決心をし、やるべきことをやり、多くの愛を感じて充実した日々を過ごす。長く生きていれば良いというものでもないのか。そして、我が愛しのデボラ・ハリーの変わりようにもやられた。ブロンディの懐かしい思い出に+1点。でも邦題に-1点。 【パセリセージ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-08-14 12:21:39) |
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18.《ネタバレ》 原題の方が内容にマッチしていて良いかなと思いました。自分がいなくなったときに、世界はどうなるのか、という視点で、周りの人が幸せになるように行動する主人公が良かったです。 少し独りよがりな考えで、納得し兼ねる部分もありましたが。 最後の恋人相手に送るカセットテープのくだりはジーンときました。 【ねこかもめ】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-11-27 13:28:26) |
17.自分の死を受け止めること、これがどれほど辛いことなのか僕には想像もつかない。与え足りない子供達への愛情、これからも愛し合う筈だった夫との愛情。何もかもが絶望的でしかないのにそれを一人で抱え込み、それでも必死に残される家族の幸せだけを願うアンの強さと優しさ。だけどそれはとても痛々しく、また切ない。だからアンを強く抱きしめて上げたくなる。母親として、妻として、そして女として強く美しく、儚く散ったアンの人生。アンの温もりに拍手を贈りたい。 【ボビー】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-09-19 09:41:44) |
16.登場人物が皆良い人で、どのシーンも可愛くて素敵だった。『死』っていう悲観的なモノを普通の人生設計みたいに目標を立てて、それをこなしていく姿が、普通の日常的すぎて余計胸を打たれた。 【さら】さん 8点(2005-03-25 16:07:36) |
15.自分の死と真っ直ぐに向き合って残された人生を過すアンに深く感動した。家族にメッセージを残していく姿にアンの家族への深い愛情が伝わってきて涙があふれた。というか、初めから終わりまでジーンとして泣いていたような気がします。淡々としているけれど、とても深い意味が込められている映画。 【civi】さん 8点(2005-02-07 05:01:41) |
14.淡々としているところに、リアリティを感じる。「死」と向き合っている人には、「静」があると思うから。「死」を扱うと、妙に泣かせようとしたり、泣かせる台詞を言わせたりするけれども、この作品はそういうことをしないでくれた。秀作。 【もちもちば】さん 8点(2005-01-05 23:38:45) |
13.《ネタバレ》 「If you don't kiss me right now, I'm going to scream」。今年観た映画の中で、一番グッと来た台詞 【永遠】さん 8点(2004-12-29 07:28:31) |
12.なんて優しそうな夫なんだ あんな夫ならば俺もほしい。なんて思ってみたりして…。 んでさ、なんて運の悪すぎる浮気相手なんだろか… 気の毒くなってきてしもうたが…。 ある意味彼に感情移入してしもうたし…。 【3737】さん 8点(2004-09-12 14:45:20) |
11.淡々と、泣かせようとしない作りがよかった。そして何よりもカナダの片田舎の雰囲気がとてもよかった。家族の愛し方が深くて、素直で、見習いたいと思った。 【DELI】さん 8点(2004-09-01 21:17:01) |
10.おっ!いい映画でした。スペイン映画おしゃれですね。「美しいね、娘さんも」って台詞とか素敵です。自分が彼女の立場だったらいったいどういうことをするのだろうと考えさせられました。 【暇人】さん 8点(2004-08-29 00:39:30) |
9.泣きました。淡々と進んでいく所が良かったです。 【たま】さん 8点(2004-08-21 21:48:26) |