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或る夜の出来事

[アルヨノデキゴト]
It Happened One Night
1934年上映時間:105分
平均点:7.78 / 10(Review 124人) (点数分布表示)
コメディモノクロ映画ロマンス小説の映画化ロードムービー
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-02-24)【イニシャルK】さん
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監督フランク・キャプラ
助監督チャールズ・C・コールマン(ノンクレジット)
キャストクラーク・ゲイブル(男優)ピーター・ウォーン
クローデット・コルベール(女優)エリー・アンドリュース
アラン・ヘイル(男優)
ウォード・ボンド(男優)(ノンクレジット)
相沢まさきピーター・ウォーン(日本語吹き替え版【PDDVD】)
脚本ロバート・リスキン
音楽ルイス・シルヴァース(音楽監督)
撮影ジョセフ・ウォーカー
製作フランク・キャプラ
コロムビア・ピクチャーズ
製作総指揮ハリー・コーン〔製作〕(ノンクレジット)
編集ジーン・ハヴリック
あらすじ
大富豪アンドリュースのわがまま娘エリ-は、飛行士との結婚を反対され家を飛び出す。長距離バスに飛び乗った彼女は、偶然失業中の新聞記者ピーターと乗り合う。彼はスクープを狙って逃亡に同行するが…。
ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意願います!
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12
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28.《ネタバレ》 ラブコメというジャンルは凄い。時代を超える普遍性があります。当時の時代背景等の知識がなくても、すんなり入っていける。『ローマの休日』然り『お熱いのがお好き』然り。本作もそんな古典ラブコメの名作とのこと。もっとも自分はそんな事も知らずに鑑賞したのですが、これが滅法面白い!そして上手い!例えば、娘が所持金4ドルの状態で1ドル60セントのチョコレートを買おうとするところ。これだけの描写で、彼女の人となりが伝わってきます。探偵相手に2人で芝居をするエピソード。ここで一気に2人の距離が縮まります。何十回の気楽なデートよりも、たった1回共に苦難を乗り越えるほうが、絆が深まる。よく分かります。そして後々唸らされたのが、序盤での主人公のある台詞。彼は世間知らずな娘をたしなめるために、こんな言葉を投げかけています。「何でも金で解決できると思うな」。これは、娘の父親が婚約者に多額の慰謝料を払う部分の伏線でもあります。“金で解決できないものがある”は、すなわち“解決できるものは大して重要ではない”ということ。このエピソードひとつで、これまで語られることが無かった婚約者の人格を想像することができます。彼を殊更におとしめることなく、“金目当て”であったことを匂わせる。2人を快く祝福するためには、婚約者は“嫌なヤツ”でなくてはなりません。もっとも、これはひとつの解釈。婚約者は泣く泣く彼女を諦めた可能性もありますし、金の力無くして2人は結ばれなかったのも事実。二重の意味で「金の力で~」は深い台詞になっていると思いました。ラブコメとして優れたフォーマット。ニヤニヤクスクス、ときに大笑い。やきもきしつつもハッピーエンド。見事な恋物語であり喜劇を堪能させてもらいました。
目隠シストさん [DVD(字幕)] 8点(2007-05-21 18:21:09)(良:4票)
27.《ネタバレ》 お嬢様は何にも知らんだろうと、クラーク・ゲーブルがさも得意げにヒッチハイクの講釈をたれるシーンが何ともおかしいです。実践してみればカーレースのようにビュンビュン通り過ぎて行く可笑しさ。柵の上で優雅に横たわり〝しょうがない私の出番ね〟となり、女がそのおみ足をチラッと見せれば車が急停車する。もう分かりきったコメディなんですけど、これこそがエロティックなのだと思います。しかも上品かつロマンティック。ジェリコの壁の使い方なんぞ、その極みですね。当時は倫理規定の問題で性描写ができなかったのかもしれませんが、そんなのは物語る上で何の障害でもないことを証明しています。壁の上に掛かる下着、揺れる壁、ラストにはその壁が崩壊に到りハッピーエンドとなるわけですが、たった毛布一枚でこういった表現ができてしまうのが凄いことです。現在では退屈と言われても仕方ないこういう演出こそが、本当の豊かさなんだと思います。
ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 8点(2009-02-03 18:22:20)(良:3票)
26.《ネタバレ》 『素晴らしき哉、人生!』のフランク・キャプラ監督ということで期待して見た。
毛布一枚をジェリコの壁に見立てたエピソードがオシャレに効いている。
ラッパの音でジェリコの壁が崩れるラストもお見事。
モノクロの古い映画なのに、今見てもおもしろい。
強く反発しながら意地っ張りな二人が最後は結ばれるという極めてオーソドックスなパターン。
今でもこれに倣ったような映画やドラマは数多いので、ラブコメの元祖のような存在。

同じ古典の名作ラブストーリーとして『ローマの休日』が思い浮かぶ。
主人公が新聞記者で、ヒロインが身分違い(王女と大金持ちの娘)というのも共通点。
ただ、ヒロインがまったく違うキャラで、こちらはわがままなジャジャ馬娘。
容姿もオードリー・ヘプバーンとは違って全然かわいいとは思えなくて…。
それでもだんだんそれなりに見えてくるのが不思議。
なんでも金で解決しようとする父親もどうかと思っていたが、娘を思いやる気持ちにはほだされる。
父親もそうだが、嫌な編集長も終盤では粋なところ見せる。
映画も粋そのもので、ユーモアとウィットに富んでいる。
ヒッチハイクの場面もそうで、ここはとても好きなシーン。
クラーク・ゲーブルってレット・バトラーのイメージが強すぎたけど、こういうコミカルな演技もいい。

唯一気の毒すぎるのはヒロインに振り回されて結婚式から逃げ出される花婿かと思えば、金ですんなり解決したことから本当の愛情はなかったことがうかがえる。
すべて丸く収まった感じは予定調和でできすぎともいえるが、後味がよくて温かい気持ちになれる。
飛鳥さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-09 21:15:46)(良:1票)
25.《ネタバレ》 えらく昔の映画(なんとジャスト80年前!!)だが、今観ても遜色なく面白い。と、いうかこれがいわばラブコメの源流であって、その後の多くの作り手に影響をあたえてるのは間違いないですね。最後のお父さんも実は娘思いのいい人で、そこらへんもとっても良かった! 強いて言っちゃうと、ヒロインがあまり好みではないかなぁ…でもとっても面白いです、おすすめデス
Kanameさん [DVD(字幕)] 8点(2014-10-24 22:24:22)
24.素晴らしい。今観ても見ごたえのある作品。陽気な歌が心地よい。
Balrogさん [DVD(字幕)] 8点(2013-08-26 19:37:04)
23.《ネタバレ》 ラブコメに必要な要素=女には愛嬌、男には度量の広さと頭の良さ、それにほどほどのアクシデントと意地の張り合いすれ違い。ぜーんぶ備えた本作は名場面でいっぱい。大好きなのは[ブランコ乗り」の合唱で盛り上がるバス車内の多幸感と、彼女が力技で成功させたヒッチハイクの場面。直後のブゼンとしたゲーブルの顔ったら・・。ラブシーンが無くて、そのためゲーブルったら「ジェリコの壁」とか言ってやせ我慢を強いられる?わけですがそれもまた作品を品良くしているのかな。
tottokoさん [地上波(字幕)] 8点(2012-06-16 18:09:21)
22.最初は嫌なヤツだった編集長や娘の父親も、最後の方では憎めない、いいヤツになったりするところが、粋だなあと感じさせられる後味の良い作品。
カタログさん [CS・衛星(吹替)] 8点(2011-11-16 17:11:57)
21.《ネタバレ》 いつの時代にもラブコメは不滅ですねー。自由奔放な金持ちお嬢様と記者の恋と言えば「ローマの休日」ですが、この映画のヒロインのアンドリュース嬢は初めピーターに何でも金で解決する甘ったれた世間知らずと評されていて、それからの旅を経て彼女が人間的に成長するという点が違っていて面白いですね。個人的にはこちらの方のシナリオが好きです。
民朗さん [DVD(字幕)] 8点(2011-09-23 07:03:38)
20.ラブコメの原型ここにあり…か… 偉大な作品だ。古臭いと感じることは無く、気がつけば二人の恋のゆくえに一喜一憂してた。
リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2011-02-01 19:38:21)
19.もももしや、クローデット・コルベールが生足で車を止めるシーンは・・・いやー、この映画やったんやねぇ。イケメンなクラーク・ゲイブルのコミカルさもいい具合に合ってて面白かった。ヒッチハイクで車が全く止まらんメンツの丸つぶれさはかなり笑っちゃいました(笑)フランク・キャプラの映画らしい良心あふれる時代を表現したストーリーは見ててほんとに心が落ち着くんですわ。個人的に同じスクリューボールコメディの「赤ちゃん教育」よりこっちのほうが好きですね。
M・R・サイケデリコンさん [DVD(字幕)] 8点(2010-03-12 12:09:33)
18.実に楽しい映画です。久しぶりに観てみましたが、やっぱり良いですね。
かっれさん [DVD(字幕)] 8点(2007-04-29 09:38:22)
17.初めて見たのに、そんな感じが全くしないのは、この作品に影響を受けた物語がいかに多いかということの証ではないでしょうか?最初は反発しあいながらも、徐々に惹かれあう主人公の2人の軽快なやり取りは見ていてとても楽しかったです。
ラストの展開も「こう来たか!」と思わせるもので、非常に良かったです。
まだ見てない方は、予備知識無しで見てみて下さい。とても楽しめる作品です。
TMさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-16 11:15:24)
16.ローマの休日と同じ?と思いながら見ていましたが、こちらの方が前なんですね。終盤のドタバタした辺りはなかなか楽しめました。ラストシーンもかなり風変わりな感じでよかったです。
maemaeさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-02-23 20:30:22)
15.ラブコメの王道で、特別すごいと思ったところはないけれど、楽しく見ることができたので問題なし。クラーク・ゲーブルのウキウキ顔には少しびっくりした.
思込百遍さん [DVD(字幕)] 8点(2005-11-10 14:51:11)
14.ローマの休日やプリティウーマンといった「経典ラブコメ」のさらに経典的存在。男がかなり傲慢な性格で、また犯罪紛いの行為をしてたりと結構悪どい男ではないかと思ってしまったのだが、こういう男が魅力的な時代だったんだろう。「席取り」や「夫婦ゲンカ」や「ヒッチハイク」など随所にコミカルで面白いシーンが鏤められており、この古さにも関わらず今でも十分楽しめる映画だった。
Arufuさん [DVD(字幕)] 8点(2005-08-24 16:15:41)
13.まさか自分が生を受ける50年近く前の映画がこんなに楽しめるモノだとは♪ストーリー展開も要所要所の見せ場も、ラストシーンも非の打ち所なしって感じでした。モノクロって慣れないせいか観にくいんだけど、それを補って余りある楽しい映画なので昔の映画と敬遠せず鑑賞をオススメ★イェリコの壁って粋☆クラーク・ゲーブル、かっこええわ~♪
ジムプリチウスさん [映画館(字幕)] 8点(2005-07-17 21:58:50)
12.《ネタバレ》 これは今時の恋愛ものとは違う品の良さを感じさせる。フランク・キャプラ監督の良きアメリカ的なタッチが良い具合に現れている。例のヒッチハイクでのシーンでのクローデット・コルベールの可愛さ、部屋の真ん中でお互いの壁のシーンも面白い。二人が境に寝ている途中で、毛布が取れるオチもユニークです。恋愛映画というよりはコメディ映画的な感じが強いけど、下品な笑いというようなそういう笑いでないのが良い。
青観さん [DVD(字幕)] 8点(2005-07-06 19:43:29)
11.まだ映画が庶民の夢を叶えてた頃の主人公は、3枚目を演じながらも同時にスターとしての気品に溢れているところがいい。
ハートブレイク中の部下に、一杯やって戻ってこいとポケットマネーを渡す編集長といい、人を見る目のある大富豪といい、大味のキャラに人間臭さが宿っていておもしろい。
michellさん [DVD(字幕)] 8点(2005-05-02 14:11:27)
10.終盤、打ち切りにされた連載物みたいに強引な展開になってしまったのは少し残念。しかし、それでもやはり充分名作。
太郎さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-04-29 12:05:16)
9.《ネタバレ》 最後はうまくいきすぎ感があり、冷めた。でもそれよりピーターに対するエリーのさりげないしぐさ、二人でいる時の雰囲気がすごくいい。ヒッチハイクのとこはおもしろくて、いい感じで大好き。
Syuheiさん 8点(2005-03-13 16:11:36)
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【点数情報】

Review人数 124人
平均点数 7.78点
000.00%
100.00%
210.81%
321.61%
432.42%
575.65%
697.26%
72520.16%
82822.58%
93326.61%
101612.90%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.66点 Review6人
2 ストーリー評価 8.44点 Review9人
3 鑑賞後の後味 8.57点 Review7人
4 音楽評価 7.20点 Review5人
5 感泣評価 6.75点 Review4人
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【アカデミー賞 情報】

1934年 7回
作品賞 受賞 
主演男優賞クラーク・ゲイブル受賞 
主演女優賞クローデット・コルベール受賞 
監督賞フランク・キャプラ受賞 
脚色賞ロバート・リスキン受賞 

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