2.《ネタバレ》 なんか主役のミショル・ヴァイヨンが室伏に見えた瞬間がしばしば・・・。気のせいか。ついでに言うとライバルチーム「リーダー」の新オーナーのルース・ワンはジェニファー・ラブ・ヒューイットに見えました。あかん、もう幻覚を見る歳か。
ストーリーは、チーム「リーダー」の裏工作をこと細かにあんなに映画に出さなければもっと良くなってただろう。あまりにもあの裏工作が汚すぎて途中からずっと嫌悪感ばかりを覚え、レースそのものよりサスペンス先行の展開に、観ていて白熱することは難しかった。
ミシェルが父親を人質にとられ、レースに出て負けることを脅迫された時、わざとゆっくり走る様にはこっちも勢いを削がれた。まあ実際そんなことがあればそうするしかないんだろうね。でもこれは映画なんだし、オレとしては「本気を出してぶっちぎり1位の状態で最終ラップ、チェッカーフラッグの直前まで行き、そこでわざと止まってリーダーチームのクレイマーを"勝たせてあげる"」という相手を超皮肉った、しかし痛快な展開を期待していた。
でももちろんレースものとして評価できるものもあった。序盤の雪原ラリーなんかめっちゃかっこよかったし!あれ観た後急にレースゲームしたくなりました。
ヴァイヨン家の雰囲気もけっこ好きですよ。ミシェルの父親とその孫娘らしき子供があそんでるとこなんかほのぼのとしたい~もんですよ♪主役のミシェル・ヴァイヨンも個人的にすごく好きなキャラですし。レース前に現地の先住民とかに土地の特徴を聞くとか神秘的なトコが特にいいです!!
ラストがダメってけっこう言われてますけどオレはけっこうよかったと思いますよ。まあ確かに滑稽に見えないこともないですが(実際オレも車を押すって聞いた時は、まじかよ!?って思いました)、でもあの場合滑稽なのはひたすら卑怯な手ばっかり使ったくせに勝手に自滅したチーム「リーダー」なんであって、ヴァイヨンチームは純粋にレースに対して頑張っただけです。ドライバー入れ替えもそもそも「リーダー」のオーナーがヴァイヨンの父親をさらわれなければなかったことなんだし、結局「リーダー」は自業自得ってやつなんだと思いますよ。