17.そう言えば、あの『ハムナプトラ』だって本来は、ユニバーサル映画の古典的ホラー『ミイラ再生』だったんだよなぁ。 で、今回はいよいよユニバーサル・ホラーの主演モンスターたち揃いぶみできたかあ! …たぶん、先に発表された『リーグ・オブ・レジェンド』の内容を聞いて、「あ、俺もそのネタいただき!」てなもんで、嬉々としてデッチあげた企画なんじゃないかな。 そして出来上がったのは、例によってノーテンキな笑いとアクションとサプライズ満載の、まさにマンガ的世界。例によって、観客の微笑・失笑・爆笑を買っているようだ。正直、ぼくもその1人です。ただ、ソマ-ズ作品の場合、至る所にあるツッコミどころやアラも、笑っているうちに、何だかあらかじめ計算している…意識的に仕組んでいる気がしてこなくもない。まさかとは思いながら、実はデタラメすらわざと“ギミック”として用いているんじゃないかと…。 そうだからこそ、単なる新奇なスペクタクルやもの珍しさばかりを見る者に押し付ける、昨今のCGだらけのアメリカ製エンターテインメントの典型に見えて、ソマーズの映画はハッキリと一線を画すものだと言えるだろう。彼の映画を見るぼくたちは、「おいおい、そりゃ何だ!」とか、「そこんとこ、ウソっぽい!」とか否定的な向きであろうと、知らず知らず作品に「主体的(!)」に関わっていることになるからだ。 特にここ最近の映画の場合、ぼくたちは、「見る」んじゃなく、「見せられている」という“受け身”の立場にたたされていることが多い。その時、ただ「面白さ」や「刺激」をスクリーンから与えられているばかりで、もはや何も考えない。結局のところそれはただ映画に“反応”しているだけのことだ。 しかしソマーズは、この映画においてもそうだけど、どこまでも「おバカ」に徹しているようで、観客の積極的なツッコミを“要請”している。「楽しませる」だけじゃなく、「楽しむ」ことを見る側に求めている。ボケとは、漫才がそうであるように高度な“知性”の産物なのだ。 映画とは、本来そういった映画と観客との「間」において、はじめて成立するものだったはずだ。人と人との間に、愛が成立するように。 そんな、「何より大切なこと」を、あろうことかスティーブン・ソマーズの映画に教わるとは…。だから映画は、あなどれまへん。 以上、与太めいてますが、ぼくはマジです(笑) 【やましんの巻】さん 8点(2004-09-15 17:03:33) (良:2票) |
16.《ネタバレ》 面白い!!と思うんですが、低い評価が多めですね。最初(ジキルとハイド)画面が暗くて、おいおいと思った。けどジャックマンのかっこよさと、早いストーリー展開によりはまってしまった。ロクスバーグもセクシードラキュラで良かったし。続編が出たら観たい。ただ、フランケンの存在がヒロイン?的でそこだけ気になった。 【まるばな】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-02-05 17:06:49) |
15.《ネタバレ》 こういうのは好きっす。女吸血鬼が飛び回るのも気持ちよさそうだったし、吸血鬼自身が人間を憎んでいるわけでもない、っていう感じもグー。最後にヒロイン死んじゃうのも切なくてグー。シャーシャー言っていた女吸血鬼3人組が、一番好き。やっぱり吸血鬼であっても、自分たちの子供はかわいいと思うのね。 【紅】さん [DVD(字幕)] 8点(2005-06-08 02:49:10) |
14.狼男がドラキュラを倒せたのは何でか?とか、ヴァンヘルシングは一体何者なんだ?とか、色々分からないところがあって、見終わってからも楽しめました。見てる時もテンポが良いし迫力あって面白い。それからもう一つ後から考えた事もありましたね。何で日本は劇場公開を遅らせたのか?世界何十カ国で大ヒット!とか言われても、何だかなぁって感じでした。そんだけ後回なんかい。まぁ、俺はDVDで見たんですがね。 【カジ】さん 8点(2005-03-25 22:19:14) |
13.見終わった後気分爽快☆これぞエンターテイメント!!でした。 【織姫】さん 8点(2004-11-07 01:05:53) |
12.《ネタバレ》 忙しい映画だ~(笑)冒頭のジギルとハイドの逆さま登場シーンで、隣のおばさん二人連れが席を蹴っ飛ばし”ギャッ”って20センチくらい飛び上がって驚いていた。こっちがビビッた(笑)。 【★ピカリン★】さん 8点(2004-10-02 23:14:20) |
11.《ネタバレ》 おもしろかった~!!これは映画館で見るべきですね♪ ていうかあれだけドンガンぶつかったり落ちたりしてるのに、無傷というのがありえなさすぎて逆に良かったです。主役達って一応普通の人間ですよね?(笑 しかも、最後の方で「俺にまかせろ!」的なことを言ってたフランケン、あっさりやられた(?)にも関わらず、その後一人船で旅立っていくシーンが妙に切なげで笑えてしまいました(笑 ボスキャラの吸血鬼の死に方が案外あっけなかったんで、もうちょっと強くして欲しかったなぁ・・ と、ところどころツッコミ部分はありますが、総合して「それもありかな」と思えるおもしろさだったので、この点数で♪ 【akoako】さん 8点(2004-09-29 10:44:45) |
10.飛行機の中での鑑賞でしたが、映像・ストーリー共に面白く、機内食のサービスを忘れる程の飽ずに鑑賞できました。字幕スーパーは、中国語でした。 【SAT】さん 8点(2004-09-28 00:21:08) |
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9.映画というのは2時間のイリュージョンだと私は思う。目の前を流れる映像はたちまち消えていく儚さがある。その中で、何度も心の中で(例えワンシーンでも)再生してしまうほど、いつまでも心に残る作品に高評価をつける傾向が私にはある。そういう意味では、この映画は逆に位置するもののように思う。とにかく2時間ずっと打ち上げ花火を一番いいところで眺めているような、メリハリの「ハリ」ばかりが立て続けに起こるような息をつかせぬ映像の数々。私は昨日見たばっかりだ。しかし正直に告白すると、あまりに派手な映像が多すぎたためか、一つ一つのシーンはあまりよく思い出せないでいる。それでも私の中では、久々に時間を気にせずに、純粋に映画を見て楽しむことができた満足感が残っている。打ち上げ花火は上がって爆発すればたちまち夜空に消えるけど、「きれいだったなあ」という記憶がいつまでも残るように。もしかすると人は、そんな儚いけれど夢のように楽しく鮮やかで密度の濃い時間を求めて、映画というものを見るのかもしれない・・・そんなことを考えてしまった。 それにしても、まともに映画撮れるんじゃんソマーズ!前からのファンの人には申し訳ないが、「ハムナプトラ」があまりに大味で真剣さを感じられなかったんである。今回忘れられないのがアナ王女がフランケンに「ありがとう」と言ったとき、フランケンがはっとした表情を見せるシーン。ありのままの自分と対等に接する人を求めていたフランケンには、さりげない一言がどんな言葉より重く、だけど純粋に心に響いたんだろう。「理知の光を持つ」と紹介されたフランケンだけど、このシーンでソマーズの映画にこそ「理知の光」が与えられたように思う。 追記:上映が始まった時スクリーンが広がらないのであれっと思っていたが、最後までビスタサイズのままで終わってしまった。でも最近は必要もないのにシネスコを使う映画が多くてうんざりするが(横に長すぎて見ててつらいんですよね)、シネスコを使わなくても楽しめる映像は作れるということを証明する作品だと思う。 |
8.初めから次から次へとアクションの連続で自分は結構好きです。ちょっと都合が良過ぎな感がありますがこのパワーだと見ててそれを感じません。続編に期待します。 |
7.ザッツエンターテインメント!客を楽しませようというサービス精神が全編隙間なく敷き詰められて息苦しいぐらい。なんつうか、味はそこそこだけど、とにかく従業員の愛想がよくてサービスがよくて、内装も高級じゃないけど感じも悪くないし、駐車場もとめやすいし、遅くまでやってるんでついつい行っちゃうレストランみたいなかんじでしょうか。続編見たい!(でもネタは何にするんだろう?) 【馬飼庄蔵】さん 8点(2004-09-13 10:46:47) |
6.《ネタバレ》 いやぁ、面白かった!最初吸血鬼が全員で4人しかいないから少ないなぁ、と思っていたらあんなに卵?が・・・・・。空を飛んで襲って来るのは迫力あったぁ!吸血鬼以外にもオオカミ男・フランケンシュタインとモンスター揃いで豪華でした☆細かいとこは抜きにしてエンターテイメントとしては申し分ないと思います。ケイト・ベッキンセールは美しかったし、ヒュー・ジャックマンはセクシーだし!そしてカールが「ロード・オブ・ザ・リング」のファラミアだったんですね。観たことある人だな、と思いながら観ていたんですが。σ(^◇^;) 憎めないキャラでいい役でした! 【きこり】さん 8点(2004-09-12 00:47:56) |
5.3回位驚きのあまり飛び跳ねた。 1番の驚きはドラキュラの子供誕生の時です。 |
4.渋谷の映画館にて鑑賞。活劇としては十分楽しませていただきました。感動とかを求めず、画面の圧倒的迫力を楽しむにはいい出来だったと思います。私は満足できました。DVDの5.1ch化が楽しみで、購入するに十分な出来になると確信。 【いわぞー】さん 8点(2004-09-10 19:08:23) |
3.《ネタバレ》 私的評価は100点以上ですが… エクソシスト以前のホラーファンとして評価できる点。冒頭のフランケンシュタインの風車小屋、ユニバーサルの初映画化作品に極力似せておりました(モノクロだったし)。ブダペストでの舞踏会シーン、鏡に映るたった一人のヒロインが「ポランスキーの吸血鬼」へのオマージュですね。その他ユニバーサル・ホラーへのオマージュが随所に観られとても満足しました。イゴールもお約束のキャラクターのまま登場してましたし。てなわけで一般的にはわかりにくい活劇だと思いますが、私の評価は論外に高いのです。ハマー・ホラーへのオマージュもほしかった気がするけど、ドラキュラ取り巻きの3吸血鬼の衣装にその臭いがなきにしもあらず。個人的にヴァン・ヘルシンクといえばPeter Cushingなんですけど、彼はもう亡くなってるのでChristopher Lee(最近では指輪物語のサルマン役で親しまれているハマーのドラキュラ俳優)の特別出演があれば申し分なしだったのに残念。ラストの謎解きがわかりにくいとの声がありますが、大天使ガブリエルのことを知らないとそうでしょうね。詳述するととても長くなるので腑に落ちないのが気になるかたは聖書を読むか、近所の教会のかた、キリスト教系の学校に通ってる人に聞いてください。キリスト教圏の常識が前提になっているのでしかたありませんよ。問題はケイト・ベッキンセールの運動神経のなさ、走ってる姿を見るだけで「遅い!」と大声を上げたくなるとこですね。 【shintax】さん 8点(2004-09-06 18:35:04) |
2.スピーディな展開、独特の世界観、個性的なキャラ、VFXの凄さ。エンターテイメント映画としてとても楽しめました。 【海野やよい】さん 8点(2004-08-29 20:35:33) |
1.《ネタバレ》 予想通りのバカバカ映画なのですが、それはもう承知の上で楽しかったvvキャラと役者が敵味方バケモノ含めて魅力的なのです。物語の展開とかホラー度(むっちゃ低い)とかを気にしなければ、映像もさすがにお金をかけただけのことはあるし、随所にお笑い要素もあって、テンポ良く肩も凝らずに観れます。ひとつ気になるのが、隣の五月蝿いカップルが「400年前も狼男になって殺したんやで」と解説してたんですが、そうなんですか?神の左手=ガブリエル=ヘルシングというフリは何だったの?天使ちゃんってことじゃないの?あまり深く考える類の映画でもないのに気になって仕方ありません。 【HIDUKI】さん 8点(2004-08-28 22:44:20) |