1.《ネタバレ》 改めて衛星放送で観たけれど少し短くなっていたようです。最初の大掛かりな攻城機械を用いての戦闘とか戦車上での戦闘とか少し時代考証が変に見えるところはあるけれども随分丁寧な作りです。パリスの扱いは「トロイ」よりはずっと好意的だしロッサナ・ポデスタの王妃も役にはまっています。アトレウス家に兄弟が山賊と言うオデッセウスとかアキレスに張り合うアイアースとか老将ネストールとかのギリシャ側人物も、プリアモス家の全員も丁寧に描かれています。主役が恋人同士の二人でその分ヘクトールが割をくっているのは仕方ないでしょう。結末が王子達は総て戦死、カサンドラはレイプされヘレンは連れ戻されると言う救いのない結果になるのは確かイタリア軍が全面協力していた状況からも過度の商業主義にはできなかったのだと思います。テレビではちょい役のB.Bの場面を出しすぎです。