1.《ネタバレ》 チャップリンが撮影の裏で巻きこすドタバタを描いた作品。
「舞台裏」や「男か女か」「道具方(小道具係)」「活動狂(新米活動屋)等の作品群に繋がる。
端役だがグロリア・スワンソンとも共演。
新しい仕事としてオーディション?を受けるチャップリン。順番の奪い合いでドタバタ。
この時期の杖は鞭のように振り回されるなあ。
ホースから何かがチャップリンの目に入ってしまう。結局アレは何だったのだろうか。
それにしてもよく人が踏み台にされる事。
裏方として仕事を得たチャップリンだが、ドジをやらかしては顔を捕まれて思いっきり投げ飛ばされる、おかえしとばかりに板が吹っ飛ぶはその板でメッタ打ちにするわで一騒動。
さっき順番を巡って争った男がまた突き飛ばされる、やられたらやり返す、カーテン越しにケツをブスり、ノコギリもケツに襲い掛かる、抜いたサーベルは簡単に折れてしまう。
「珍カルメン」では更におかしな事になります。
スカートの裾も落ちる。それをクンカクンカするチャップリンにはちょっと引いた。アレ?そんなキャラだったっけ・・・うんもっと酷い奴だったよこの頃は。
この後は殴りまくって投げまくりで男優としてもぐり込んだ女性にキスまでしちゃうのだから。
口付けを交わした相手が女性だと解らない周辺人物は「おまえらホモか?」とからかう。
今まで男同士があやまってキスしてしまいオエッとやるシーンは以前のチャップリン出演作品にも描かれていたが、それを拒まないと“同性愛”として認知されてしまうようだ。